井上 平太 先生からの回答
獣医療の場合人間の医局制度と異なり、東大の元教授も日本一の学会賞を取った獣医師も個人の町医者をやっております。特にそういう獣医師が都市部の大病院にいるわけではありません。どの地方にも信頼に足る、大学病院の先生と同等の腕を持った獣医師がおります。安心してください。
本題に入ります。小さいものであれば完全摘出で十分に腫瘍から距離をとって手術が出来ると思います。全身状態を検査して問題が無ければ手術を受けた方が良いのではと思います。もちろん摘出した腫瘍はさらに病理検査をしてグレードという悪性度を見てもらっておいたほうが良いでしょう。
肥満細胞種は名前から想像できる以上に危険な腫瘍ですので、早期発見早期治療が肝要だと思います。
ただし、ネットでは14歳で食欲が無い事しか分かりませんので手術のリスクに言及する事は出来ません。それに関しては長年中村大将ちゃんを見ていた主治医の先生が一番確かな判断が下せると思います。よく相談してみてください。
2006/02/26 01:28 参考になった! 0
投稿者 たいしょう さん からの返答
井上動物病院 井上先生
井上先生はじめまして。
早々のご回答誠にありがとうございました。
この子は以前、今は亡き母親が可愛がっていた犬の子供なので、母の思いと、この子の母犬の思いが沢山詰め込まれた我が家の大切な宝物なんです。
近所の病院の先生もとても良くしてくれますし、大変信頼もしております。
しかし、この子の年齢と、病気の大きさを考慮すると、どうしてもセカンドオピニオンを施し、最善なる治療方法を色々な先生方から意見を頂けたらと思い相談しました。
昨日、病理検査の結果がでまして「グレード2」と言うことでした。
昨日よりステロイドの投与も開始致しました。
今後、近所の動物病院の先生とよく相談し、また井上先生を始め、他の先生の意見も考慮し、絶対に治すという信念を持ち、家族全員で病気と闘って行きたいと思っております。
このたびはお忙しい中、早々のご回答ここより感謝するとともに、大分気持ちも落ち着きましたことを心より感謝いたします。
このたびは誠にありがとうございました。
2006/03/05 01:28
肥満脂肪腫
宜しく願いします。10日前に左のおっぱい(一番下部分)の5ミリのシコリを発見し、近所の動物病院にて病理検査をしたところ、本日「肥満脂肪腫」との診断がでました。今まで通っている病院はごく普通の町の動物病院ですので、手術を行う場合少々心配です。また現在の状態はあまり食欲もなく、少々水を多く飲むような気がします。特に苦しがっている様子もありませんし、私が触手をした限りでは、他にシコリ等は見当たりません。各方面でご活躍している先生方の見解をお聞かせ頂けたら幸いです。大切な家族を救いたいのでどんなアドバイスでも頂けましたら光栄です。何卒宜しくお願い申し上げます。