井上 平太 先生からの回答
あくまでもこれは一般論ですので、このことがあなたの愛犬に当てはまるかどうかは実際に拝見していない者には断言できない事をまず、ご理解下さい。
重要な事は先ず敵を知ることです。タクトちゃんが今何と戦っているのかを知ることです。
そのためには病理検査を行いそこにあるものが良性の繊維腫なのか悪性のメラノーマなのか、あるいは他から転移してきた物なのか原発性なのか・・・。
次に血液検査や胸部レントゲン検査などを行い、全身状態がどうなのか、ほかに疾患や転移が無いのかを詳しく検査いたします。
その結果を踏まえて初めて、予後の事が論じられます。手術をするのか放射線療法を行なうのか・抗癌剤を投与するのか・何もしないのが良いのかの判断は最終的には経験がものをいうのかもしれませんが、客観的データーと獣医師からの説明、それから導き出される飼主の意向が尊重されないといけません。
1・2の質問への答えはそれ無しには答えにくい物です。
どうか希望を持ってお大事にしてください。
2006/08/27 23:36 参考になった! 0
歯茎にできた腫瘍について
初めて相談させていただきます。
柴犬12歳と8ヶ月です。
2年ほど前、ゴールデンレトリバーとけんかして、下の大きな歯(向かって右側)が外側に歪んでしまいました。
そして数ヶ月ほど前から、その歯の付け根あたりに大きなイボのようなものができました。
そこ以外の下の歯茎も少し腫れています。
けんかしたときばい菌でも入ったのかな、と話しながらも、食欲も旺盛で、年の割には元気いっぱいなので、食べ物に気をつける程度でそのままにしていました。
しかし、最近そのイボが大きくなったように感じたので、今日(8月25日)、地元の動物病院へ連れて行きました。
人に口元を触られることを極端に嫌がるので、先生は触らず、ライトで照らしながら診察しました。
診断としては、癌の腫瘍であると言われました。悪性なのかどうかは分からないけれど、奥のほうの歯茎あたりまで広がっている、このままのどのほうにまで広がると、もう危ない、とのことでした。
手術をするには、もういい年なのに麻酔をしなければならないし、顎をはずしたりするような、大掛かりな手術になる、もしこれが自分の犬だったら、私は手術せずそっとしておいてやる、とおっしゃっていました。
特に薬や食生活の指導もなく診察が終了しました。
今回教えていただきたいのは、次の2点です。
1.手術はしない方向でいくつもりですが、薬で進行を遅らせることはできないのでしょうか。
2.食生活など、普段気をつけてあげられることは何かないでしょうか。
今は元気いっぱいですが、何か少しでもしてあげられることがあったら・・・と思い、質問させていただきました。
よろしくお願いいたします。