是松 壮一郎 先生からの回答
こんにちは、yukaさん
傷口が開いての再手術大変でしたね。
術後2日目位に傷が水に浸かったかもということで、その際に水と一緒に雑菌が糸を伝って傷口にしみ込み、組織の癒着がうまくいかなかった可能性はあります。また、傷口等をなめたりすると、いっぺんに傷口の汚染が進みます。
また、糸自体の分解吸収が予定していた以上に早く進んだという可能性もあります。
糸が合わなかった場合というのは、糸に対して、身体が拒絶反応を起こし、縫合糸の周囲が炎症を起こした場合に考えられますが、炎症は起こしていましたか?
また、今回の再手術の際は、どういった糸を使われたのでしょう。
先生によって見解は異なるのかもしれませんが、わたしの場合は基本的に皮膚の縫合には、抜糸を前提としたモノフィラメント縫合糸(よっていない糸)や、金属製の縫合糸を使うようにしています。
一般に吸収糸による縫合は、大きな傷には向かないことが多いと思います。
いずれにせよ、今回の縫合がうまくいくことをお祈りしております。
どうぞお大事に。
追記:わたしの最初の回答で、吸収糸がマルチフィラメントだけとの記述が間違っておりましたので、訂正させていただきました
遠藤先生ご指摘ありがとうございました。
2007/02/21 17:13 参考になった! 0
投稿者 さん からの返答
丁寧に回答してくださりありがとうございます。傷が開いてきた時は中の糸からボロボロに短く切れていました。外はまだ少ししか開いていませんでした。再手術は外は溶けない糸と中は溶ける糸で前より太い糸を使われたそうです。中の糸だけ早くボロボロに切れていたということは分解吸収が早かったのが原因だったかもしれません。水に浸かった時の雑菌なら外から開きますよね?手術の糸も色々ある事が今度の事で分かりました。お礼遅れてすみませんでした。
2007/02/28 05:13
遠藤 薫 先生からの回答
こんにちは。
吸収糸は手術の基本から申し上げると、体内に残す場合に使用し、皮膚を縫う糸は吸収されない糸を使います。もちろん例外もあります。
皮膚を縫う糸はモノフィラメントつまり単一の繊維の糸を使います。マルチフィラメントと言って、編んである糸ですと繊維の隙間から細菌が侵入する場合があり感染を起こして傷が開いてしまう事があります。
吸収糸にも非吸収糸にもそれぞれモノフィラメントとマルチフィラメントがありますので、一概に吸収糸で縫ったから傷が開いたとは言えないと思います。
手術後の傷が開いてしまう原因のほとんどは感染です。
なぜ感染がおきたのか主治医の先生とよく相談してみてください。
2007/02/21 18:49 参考になった! 0
投稿者 さん からの返答
こんにちは。お礼遅くなりました。
糸よりも水に浸かったのが原因の可能性があるんですね。お忙しいところご回答頂きありがとうございました。
2007/02/28 06:49
避妊手術後傷口の管理
はじめまして。アドバイスを頂きたいと思いまして質問させていただきました。
避妊手術しました。
溶ける糸で縫ったのですが、開いてしまい再手術しました。
最初の手術の時に、2日目ぐらいに傷口が水に浸かったかもしれません。
それが問題だったのでしょうか?
糸が合わなかったのでしょうか?
宜しくお願い致します。