是松 壮一郎 先生からの回答
こんにちは、松原.kさん
さて、髄膜炎による後肢歩行の異常と診断されたという事ですが、まず髄膜炎について簡単に解説しておきます。
髄膜とは、脳を包み込んでいる3枚の膜の事で、軟膜、くも膜、硬膜の膜の間に液体を含んで、いわゆるクッションのように脳を保護しています。
ここに、細菌やウイルスが入り込むことによって髄膜炎が起こります。症状としては、嘔吐や、発熱などの他に、けいれんなどが見られる事もあります。この場合は、脳炎への進行を疑います。
犬で多いのは、化膿性髄膜炎といって、細菌感染によるものが多いのですが、抗生物質はあまり効かず、ステロイドに反応が良いというのが特徴になります。
なお、今回の症状が髄膜炎だとして、その感染経路がはっきりしていません(いま一番疑われるのは、中耳、内耳炎等からの感染だと思いますが)ので、シャンプーなども可能かどうかは先生にまず相談してみてください。
また、運動や興奮することも厳禁ですので、気をつけてあげてくださいね。
以上、髄膜炎の可能性が高いということで、説明させていただきましたが、脳内異常や、脊髄炎等の可能性もあると思いますので、ひめちゃんの様子には注意してあげてください。
どうぞお大事に。
2007/02/24 18:57 参考になった! 0
投稿者 松原.k さん からの返答
ご回答まことにありがとうございます。
これからはいつも注意をはからいながらすごして行きます。
ありがとうございました。
2007/03/03 06:57
髄膜炎
はじめまして。アドバイスを頂きたいと思いまして質問させていただきました。ヨークシャテリア10歳です。
2月18日夕方、犬が布団の上に寝ていました。
寝ている状態から起き上がり歩き出そうとしましたが、後ろの足から崩れるように歩かずにすぐに座ってしまいました。
てんかんから来ているものかと思い、転換の場合は様子を見ていることしかできないので、様子を見ることにしました。
夜になり犬にご飯をあげるとご飯のところに来るまでに後ろ足がほとんど動かずに、歩こうとしても何回も転んでしまいこれは異常だとわかり、夜の12時頃になら動物病院で診ていただけるということで、12時頃に動物病院へ行きました。その時は脱臼だとびっこをひくように歩くので、てんかんから来ているのではないかと言われました。深夜ということもあり、次の日にも動物病院へ来てくれと言われました。
ご飯はよく食べました。
翌日の朝にも犬の様子は変わらず、朝に再び動物病院へ行きました。
するとCTやMRIといったものは岐阜大学や京都へ行かないと撮れないためCTやMRIは撮っていませんが、脳腫瘍か髄膜炎という診断を受け、犬はそのまま入院させることにしました。
翌日に動物病院へ犬のご飯とサプリメントを受付へ渡しに行くと、受け行けの方がふとひめちゃんを見るとすぐに座ってしまいましたが、4本足で立っていたということを聞きました。
面会もさせていただきましたが、だいぶぐったりしている感じもあり、熱もあるようでした。
*サプリメントは母親の友人の夫が癌を宣告されそのサプリメントを飲んでいたら癌がなくなった。祖父が癌にかかり医師からは長くて半年と言われましたが、そのサプリメントを飲み2年もの間、生きることができました。
昨日、動物病院へ犬の状況を先生から聞くために動物病院へ行きました。
すると犬の状態は立って歩くことはできませんが、少しは良い方向へと向かっているので、おそらく髄膜炎と言う事と退院のお話も聞きました。
状態は良くなっているということを聞いてだいぶ安心をしました。
おそらく日曜日(2月25日)に退院ということですが、今後はどのような注意や禁忌事項、介助などが必要ですか。
アレルギーもあり皮膚が臭う、耳垢がたまりやすいということもあり1週間に1回はお風呂へ入れていましたが、しばらくの間はお風呂は無理ですよね?
髄膜炎というものの詳しいことも教えていただけませんか?