フィラリア予防接種について

フィラリア予防薬は、飲むタイプ、つけるタイプ、注射
タイプの3剤型があります。

ご質問の注射タイプは、国内販売のものは一回の接種で6ヶ月
間の有効性が持続します。オーストラリアで販売されているものは、もう少し効果が持続します（確か８ヶ月か・・・・・12ヶ月か・・・・・）。

>注射にした方がいいのか、薬の方がいいのかどちらがいいのかわ>からないので教えて下さい。

私は、飲み薬の方が良いのではないかと思います。

注射は、飲ませ忘れがないので、その点に関しては
良いのですが・・・・・。

飲み薬は、24時間で速やかに体内から排泄されますが、
注射タイプは、1回の注射で6ヶ月も持続します。これは
どういうことかというと、ようはお薬を体内に残留させて
しているわけです。

毎年この注射で
予防していくと、犬の一生のほとんどがお薬づけとい
うことになりますよね。今のところ、生涯接種でも問題ない
とされていますが、経口薬の方が、飲ませ忘れさえなければ、
安心ではないでしょうか。また、極めて極めて極めてまれですが、この注射剤は、発売当初、数年前になりますが、ダックスで死亡事故を起こしています。


＞薬の場合は犬にそのまま飲ませるのでしょうか？
そうです。
お食事に混ぜても良いです。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

背中につけるタイプと、飲むタイプは、
効果は同じです。確実に投薬していれば、
どちらもフィラリアに対する有効性は、かわりません。

ただ、背中に塗布するタイプのものも、
1～2週間程度は体に残ります。注射ほど
ではありませんが、お薬の体内への
残存期間だけを考えれば、経口薬の方が
良いかな～とも思います。

体に残存している方が、効果が持続する
とも取れますし、私のように、すぐに
体からなくなったほうが良いととる獣医
もいますし、この1～2週間程度の体内
移行性をどう考慮するかは、考え方の
問題だと思います。

ちなみに、注射剤のような致死性の重篤な副作用
（これも販売当時の極めて極めて稀な発生率ですが）
は、経口剤、滴下剤ともに報告されていない
と思います。

 2007/05/04 09:14 参考になった！ 0