井上 平太 先生からの回答
質問に対して質問で恐縮ですが、細胞診などの病理検査はまだしてないのですよね?。もししていないのであれば悪性度の高い腫瘍と決まったわけではございません。良性の脾腫である可能性もあるわけです。例え良性でも脾臓の場合にはどんどん大きくなり機械的圧迫により食事が困難になる事もございます。また、脾臓の腫瘍は比較的確実に完全摘出が可能である事が多いですので、手術を受けた方が良いと思います。
あまり多い事ではございませんが、腹腔内で腫瘍が破裂いたしますと、大出血が止まらなくなり非常に重篤な状態に陥ります。内科的治療は無理でしょうし、緊急に開腹手術を行っても困難かもしれません。
今回の脾臓の摘出手術のリスクがどの程度なのかは、心臓病の重症度や他の検査結果により変わってきます。その事を考慮したうえで慎重に決断してください。ポッキーちゃんの全身状態によっては手術により得られる効果よりも麻酔の危険性が高い場合もございます。こればかりは実際に診察をした獣医師にしか判断つかないでしょう。手術自体は癒着さえなければ比較的安全な部類に入りますが、問題は麻酔の維持だと思います。
抗癌剤に対する相談は病理検査結果無しには無責任にお話しすることが出来ません。ご了承下さい。
お大事にしてください。
2007/06/18 00:42 参考になった! 0
投稿者 keiko さん からの返答
お返事ありがとうございます。細胞診ですが、針を刺しても血液しか採取できず正確な診断が得られない事が多いと言うことで受けでいません。心臓の状態は、手術に耐えられない程ではないと言われましたので、麻酔の事などもう一度良く聞いて決めたいと思います。ありがとうございました。
2007/06/25 12:42
原 節郎 先生からの回答
こんにちわ。僧房弁閉鎖不全をお持ちのようですが出来るなら早急に摘出すべきと思います。そのまま放置すれば近い将来必ず死にいたります。もし摘出したものが悪性であっても抗がん治療はすべきだと思います。同じようなケースを抱えていますが比較的質の良い生活を送れているクランケもいます。まずは摘出してから考えてみてはいかがですか。脾臓の摘出はそんなに大変なものではないと思います。
2007/06/18 14:35 参考になった! 0
投稿者 keiko さん からの返答
お返事ありがとうございます。質の良い生活を送っているワンちゃんもいるんですね。希望をもって前向きに考えたいと思います。ありがとうございました。
2007/06/25 02:35
手術したほうが良いのでしょうか
はじめまして。アドバイスお願いいたします。12歳のミニチュアダックスです。1年半くらい前に心臓の弁閉鎖不全と言われ薬を飲んでいます。 先日健康診断でレントゲン、エコー、血液検査を受けたところ、脾臓に4.5センチ程の腫瘍が見つかり血管肉腫の可能性が高いと言われました。 破裂すると死亡する危険もあるので手術した方が良いとの事ですが、先生にいただいた資料を見ると手術をしてもしなくても生存期間はあまり変わらないとありました。それでもやはり手術をして検査の結果が悪性だったら抗がん剤治療をしたほうが良いのでしょうか。また、手術しないで破裂した場合どのような治療をするのでしょうか。この子にとって何が一番良いのか悩んでいます。よろしくお願いします。