岩田 賢一 先生からの回答
はじめまして。
乳腺腫瘍は女性ホルモンの病気です。
通常不妊手術(卵巣子宮摘出か卵巣摘出か)すれば確立が
低くなる場合がありますが今回は乳腺腫瘍とはあまり関係が
ありません。乳腺腫瘍は腫瘍になったところばかりでなく、なっていないところも全て全摘出が安全です。再発の可能性があるからです。血液検査で麻酔チェック(肝臓と腎臓)をしますので手術自体は危険性は低いと思います。
不妊手術はされてないならしたほうがいいです。延命治療と考えてください。未経産の場合は子宮蓄膿症になりやすいのでその予防。また卵巣の疾患(嚢腫、腫瘍等)の予防など不妊手術されたこのほうが長く生きてます(統計的に)。
2007/06/29 17:11 参考になった! 0
投稿者 さん からの返答
この度は、私の迷いに対して、早急なご回答を頂きまして、ありがとうございます。
もう1度、医師と相談し、最善の方法をえらびます。有難うございました。
2007/07/06 05:11
北森 隆士 先生からの回答
>そんなにも怖い目にあわせることが、
この表現は、日常の診察の中でも、よく聴きますが、
多くの獣医師は非常に困惑する表現だと思います。
想像するに、自身のテリトリーから出て、色々な動物の
においのする病院へ行くこと自体が『怖い』子も沢山いるはず
です。そのような子にとっては、おそらく注射やフィラリア予防もとても怖いはずです。動物は、ヒトのように高度な精神活
動はしないので、手術が怖いという感情は成立しません。あるとすれば、もっとおおざっぱな怖さ(病院自体が怖いとか)だと
思います。ですから、ことさら手術に先立って『怖い目にあわせる』という表現は、適切でないと思いますし、そう思うことで、延命が図れないとすれば悲劇だと考えます。
もし手術に先立って飼い主が思いをはせるとすれば、
・手術による延命の確率
・手術のリスク
・術後の痛み(などの、ストレス)
だと思います。『怖い目』ではなく、もっとポイントを
整理して、問題に向き合った方が良いと思います。
>可愛そうな目にあわせたくないと
乳腺や子宮・卵巣などの生殖器を摘出することに対して、このように言われる事も比較的多いです。確かに、可愛そうだという
お気持ちもわかりますが、性的なものを時として文化にまで
昇華した人類ならともかく、動物の場合は、延命の観点から
もっと合理的に考えた方が良いと思います。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
手術の意味合いについては、他の先生の意見と大体私も
同じ意見です。
通常3cmを超えると転移の可能性が高くなるので、
その他の問題がなければ(肝臓とか腎臓とか)、
早めの手術が良いと思います。また放置すれば、
大きくなった腫瘍が自壊(破裂)して、とても痛みを伴う
こともありますよ
乳腺摘出ど同時の避妊手術については、
避妊手術を実施した方が延命効果が高くなるという
データと、関係ないという報告がありますが、当院では
同時に行います。
2007/06/30 10:53 参考になった! 0
投稿者 さん からの返答
この度は、私の迷いに対して、早急なご回答を頂きまして、ありがとうございます。
本人(犬)の苦しみは、なんとしても最小にしてあげたいと思います。
もう1度、医師と相談し、最善の方法をえらびます。有難うございました。
2007/07/07 10:53
乳腺腫瘍の手術についての質問です
質問させていただきます。
1週間前にお腹に腫瘍が見つかり、乳腺腫瘍と診断されました。
左に4個、右に1個、一番大きいもので1cm位です。
すぐに、手術の予約を入れ、取り敢えず左の乳腺と右の腫瘍を切除することにしました。でも、右にまた腫瘍ができることがあれば、また右の乳腺を切除しなくてはなりません。ついでに子宮も手術する方が、より安全だと言われました。もう10歳にもなる、3.2kgの小さな犬を、そんなにも怖い目にあわせることが、はたして必要なのでしょうか?という疑問に、手術を前にして、揺れ動いています。もし、今回の手術は受けても、つぎの手術を受けさせないのであれば、今回の手術も、中途半端なことになってしまいます。
今は、まったく元気で食欲もあり走り回っています。
短い命だから、できれば、可愛そうな目にあわせたくないと、切に願っております。このまま、放っておけば、どうなるのでしょうか?なんとか、他の方法はないのでしょうか?ご助言をお待ち申しております。宜しくお願いいたします。