だいじょうぶ?マイペット

甲状腺機能低下症について

質問カテゴリ:
ケイレンをおこす

対象ペット:
/ ミニチュアダックスフンド / 性別不明 / 年齢不明

質問者:
--- / 非公開中の会員 (この方の過去の質問 2件)

 
2007/07/07 16:13

いつもお世話になっております。
もうすぐ年に1回摂取しているワクチンの時期になりますが、1つ不安な事がございます。
4月に2度、5月に1度の痙攣を起こしました。
血液検査も正常で、今の所原因が分かっておりません。
あるサイトで、ワクチン接種の副作用として、甲状腺機能低下とありました。
痙攣を起こす犬にとって、ワクチン接種は危険でしょうか。
3年に1度でいいと言う説もあるようで、混乱しております。
アドバイスお願いいたします。

こんにちは、boooさん

痙攣の原因がはっきりしないので、ワクチン接種が危険かどうかの判断は実際に診察しながらの判断になる事と思いますが、ここでは一般論としてお話させていただきます。

混合ワクチンの接種は、日本に存在するウイルスによって引き起こされる伝染病の予防のために行なうもので、これらの病気に感染する可能性をできる限り低減するために行われます。ですので、伝染病の予防のためには、外界との完全な遮断が出来ない以上、ワクチンの接種をお勧めします。
ワクチンの接種をやめる事により、伝染病に感染する危険と、ワクチン接種したことによるアレルギー反応や副作用の危険とを比較して、どちらを優先させた方がいいのか、天秤にかけながら接種する、しないを決める事になります。

今回の痙攣が突発性てんかんだったとして、それらの発作が4月と5月に現われている場合、ワクチンの接種により、発作が再び発現する可能性があります。といっても、必ず発作が出るから、接種はやめてくださいということではありませんので誤解の無いようにしてください。
当院でも「突発性てんかん」の子のワクチン接種は多くしていますが、ワクチン注射により、発作の回数が増減した例はまだありません。ただ、可能性として、ワクチン接種が発作のトリガーになる可能性が示唆されているのです。

先ほども言ったように、ワクチンを注射する事によるメリット、デメリットと注射を取りやめるメリット、デメリットを飼主さんであるboooさん自身が比べて考えてもらえればいいのですが、わたしとしては、感染の危険におびえて生活するよりは、ワクチンの接種をお勧めします。
ただし、注射後異常が起きた場合を考えて、ワクチンの接種は平日の午前中、早い時間にしてもらい、何かあれば、すぐに病院での診察がしてもらえるようにしておいた方がいいでしょうね。
ワクチンの接種が夕方、診療時間の終わり間際だと、異常が起きても病院の診療時間が終わっていて、体勢が整っていない事もありますので、出来るだけ午前中早い時間の予防注射をお勧めします。

また、ワクチン接種による甲状腺機能低下に関しては、ごくまれな副作用ですので、さほどご心配になるほどでは無いと思います。

参考になれば幸いです
どうぞお大事になさってください

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