だいじょうぶ?マイペット

猫の缶詰の成分が神経に与える影響

質問カテゴリ:
食事、栄養について

対象ペット:
/ マルチーズ / 性別不明 / 年齢不明

質問者:
--- / 非公開中の会員 (この方の過去の質問 1件)

 
2007/11/26 00:06

猫の缶詰の成分について教えてください。

最近、成分のところに「増粘多糖類」と記載されている缶詰が多いですが、今までの「ゼリー」と記載されていたものを同じものなのでしょうか?

家のネコは、昨年12月に突発性前庭疾患を患い、現在頭が少し傾いているものの普通の生活ができいています。
が、そのためなのか、病気後に今まで2回ほど、新しい種類の缶詰を食べた後ぐったりして様子がおかしくなることがありました。
普段の缶詰は平気なので、何かの成分が猫の神経に作用するのではないかと思うのですが・・・。

今回も、缶詰自体はいつもと同じものだったのですが、新しくリニューアルされてしまい、それによって何か成分が変わったのではないかと思い、製造会社に聞いてみましたが「中身は変わってなくて、まぐろの値段の沸騰に伴いパッケージを変えたものです」という回答でした。
成分表のところでも違うのは、「ゼリー」と「増粘多糖類」くらいで、あとは同じように記載されていました。
他の缶詰を買う時にも、どの成分が入っているとダメなのかがわからなくて困っています。

こんにちは、momopetさん。

早速ですが、にゃんた君は最近肝機能の検査はした事があるでしょうか?血液検査で、ALT(GPT),AST(GOT),T-Bilなどといった検査項目の検査を最近されていないのであれば、一度調べてもらってみてください。

>>病気後に今まで2回ほど、新しい種類の缶詰を食べた後
>>ぐったりして様子がおかしくなることがありました

可能性として、肝性脳症を起こしている可能性があります。
肝性脳症というのは、腸で吸収された腸管内毒素が肝臓で無毒化されず血流に乗って、大脳皮質に影響を与えて、ぐったりしたり歩き方がおかしくなったり、興奮したりといった神経系の異常をうったえる病気です。肝臓の機能が落ちてしまうことがその原因です。
まずは肝機能が落ちていないか調べてみてください。

缶詰め自体に問題があるわけではなく、蛋白質の成分や組成%が今までのものと変わるために腸管内でのアンモニア量が増えたりすることが原因なのではないかと考えられます。ですので、成分を見て、これなら大丈夫、危ないといった判断は難しいですね。
ただ、肝性脳症であれば、蛋白質の制限が基本ですので、処方食等が必要になることもあります。
また、肝性脳症のコントロールのためにラクツロースも用いることで腸管内アンモニアの発生を抑制することが出来ます。

一度病院で肝機能の検査を受け、肝性脳症の可能性が無いかどうか調べてもらい、ラクツロースなどのアンモニア生成抑制剤などの肝機能補助剤を使われることをお勧めします。

また、「ゼリー」と「増粘多糖類」というのは、基本的に同じものですのでその点に関してはあまりご心配なさらなくても大丈夫です。

以上、参考になれば幸いです。
どうぞお大事になさってください

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