だいじょうぶ?マイペット

術後の経過について

質問カテゴリ:
その他

対象ペット:
/ ゴールデンレトリバー / 性別不明 / 年齢不明

質問者:
神奈川県 / teku0507さん

 
2007/11/27 15:12

初めて質問させていただきます。
ゴールデン・レトリバー10歳の♂のことについてなのですが…
10月13日に異物が腸に詰まっているとのことで開腹手術を行いました。術後の経過は良く、10/16に退院しました。しかし退院翌日より、傷口から膿が出てくるようになり、膿を出すため通院の日々。
通院すること10日、一向に回復の兆しが見えず、さらには膿から悪臭がするようになりました。
そこで獣医さんの決断として、傷口を再度開き溜まっている膿を出し切ってしまう手術をしましょう、ということで23日に再手術。
術後の説明では、最初の手術で傷口をステープラーで留めていたのですが、どうやら金属アレルギーで化膿してしまい、それで皮下脂肪が壊死しており、壊死した脂肪を除去したということでした。
この時も術後の経過も良く、25日に退院。そして何のトラブルもなく、30日に抜糸したわけです。
それからは何の変化もなく、元気にしていたのですが…
抜糸して10日目の11/9に暑くもないのに、息が荒い状態。寝ようとする際にお腹を床に着くのをためらうようになりました。
しかし食欲もあり、便も異常なし。そして息の荒さも少しずつ落ち着いてきたので、とりあえず様子を見ることに。
翌日も食欲も便も正常。しかし息が荒く、寝るにも寝れないような状態。引続き、お腹を床に着けるのを嫌がるので、腹部を触ってみると少し硬くなっていたので、掛かりつけの病院へ。
熱は40度あり、腹部にのう胞が出来て、その中に膿が溜まっているとの診断。要するに二次感染とのことでした。
対処療法としては、腹部に針を刺し、管を通し、膿を抜くいうことに。
それから、また通院の日々です。
基本的に普通に生活している状態では、膿が出てくることはなかったのですが、掛かりつけの病院が休診日の日に偶々膿がポタポタと出てきてしまったので、止むを得ず、最寄りの病院へ駆け込み、応急処置をしていただくことに。
その病院では、今すぐにでもメスを入れて、のう胞を摘出した方がいいとの判断でした。
そして翌日、掛かりつけの病院へ行き前日の病院での話をした所、担当の獣医さんも同感ということで、即日手術をすることになったのです。
のう胞を除去するのと、腹部の一部が硬くなっていたのもあり(所謂、人間でいうタコのようなものが出来ていたようです)、そこも削るような手術を行ったという説明を受けました。
3度目の手術にも耐え、翌日に退院。
しかし、のう胞を除去した部分は空洞になっているとのことで、どうしてもその部分に漿液が溜まってしまうとのことで、漿液を抜くために通院しています。日に日に漿液の量は減っており、現在はドロッとしたたんぱく質が出てきているような状態です。
この通院の間に抜糸も済み、快方に向かっていると思いたいのですが、ここまで時間がかかるものなのかと気になっております。
さらにたんぱく質が溜まっており、腹部が膨らむのはわかるのですが、それ程溜まってもいないのに腹部が張っているような気がするのです。
術後の経過はそんなものだと、こちらの取越し苦労であれば、それでいいのですが、どうにも目の放せない状況が続いているため、気になって仕方がありません。
他の病院で診てもらうのも一つの手かとも思っておりますが、いかがなものでしょうか?


 ご質問にお答えいたします。
 一度皮膚の内側で(原因はさまざまですが)化膿してしまった際には、原則患部を徹底的に洗浄して汚染要因を一掃します。その方法として穿刺して(針を刺して)排液したり、範囲が広い場合や大量に排液がありそうな場合は一定期間ドレナージ(強制的に体外に排出するための管をつけておくこと)をします。一度脂肪で感染や炎症がおこると、それらが溶解することがるので大量の滲出液がでることがあります。出ている排液をきちんとコントロールすることと、その液が膿なのかあるいはそうでないかによってもお薬の内容が変わることがあるかもしれません。
 長期で排液が出る場合は、その液の細菌検査をされるといいかもしれません(すでに検査済みでしたらすみません)。
 あとは、ゴールデンで10歳ということですので高齢の域に入っているものと思われますが、他の基礎疾患が仮にあるとしたら(たとえば甲状腺機能低下症とか)それらの要因で、免疫力あるいは代謝云々の低下があって治癒に進みにくいということもあるのかもしれません。

 ご心配のことと思いますが、主治医の先生とよくご相談されるとよいと思います。セカンドオピニオンとして他の先生のご意見を聞かれることも悪いことではないと思います。Web上でなかなか詳細がつかみかねますので的確な答えになっていないかもしれませんがご参考にしていただけましたら幸いです。

投稿者 teku0507 さん からの返答

お礼が遅れまして、失礼いたしました。

ドレナージも当初検討しましたが、当家には他にも犬がいるもので、患部に接触する事から感染症の危険があるということから見送りました。

結論から言いますと、その後も定期的な通院と、デカドロンの大量投与で、なんとか快癒しました。
しかし、経過には3週間を要し、それはやはり高齢である事が原因だったのか思います。

主治医はセカンドオピニオンはむしろ奨める姿勢で、私も逡巡しましたが、徐々にでも快方に向かっていたという事で、結局他の病院には行かずじまいでした。

結局お手を煩わせるだけになってしまいましたが、お言葉には励まされました。ありがとうございました。

>他の病院で診てもらうのも一つの手かとも思っておりますが、
>いかがなものでしょうか?

術後の経過が芳しくない場合の、このような相談をしばしばうけます。

その場合、よくよく考えて欲しいことがあります。それは、転院とセカンドオピニオン(または紹介)はまったく違うということです。

あなたが、今の先生になにも言わずに他の病院へ行った場合は、これは転院といいます(当たり前ですね)。

あなたが、これまでの経緯や今後の治療について、他の先生の意見を聞きたいから、他の病院へ一度行ってみたいと考え、今の先生に治療経過等がわかる資料なり紹介状をもらった上で、他病院へいけばそれはセカンド~といいます。

セカンド~は、獣医師間、獣医師ー患者間の信頼関係の上に成り立つもので、うまく利用すればとてもよいシステムです。これに対し転院は、(これはもうシステムではなく昔からあることですが)、状況が好転することもあれば、まったく逆な場合もあります(だって、どのような処置を前の先生がされたかわからないですから)。

つまり、転院したいのか、セカンド~なのか、あなたは考える必要があります。

もうひとつ、セカンドではなく、紹介というものがあります。これは、先生に、更に高次の病院(大学病院とか、専門医とか)に
紹介してもらうシステムのことです。この場合は、先生に、『心配なので、出来ることがあればなんでも検査をして欲しいので、先生が信頼している大学などに紹介して下さい』と、例えばこのように伝えてみては如何でしょうか?

投稿者 teku0507 さん からの返答

お礼が遅れまして、失礼いたしました。

主治医はそれなりに永い付き合いで、予後が悪いときから、セカンドオピニオンと、それに伴う転院には寛容な姿勢をとっておりました。

結局転院せぬまま快癒する事となりました。
主治医はこれほど予後が悪いのははじめてだと言っていましたが、3度目の手術以降は投薬料のみの負担となりそれなりに気づかってもらえたのかと思っております。

結局お手を煩わせるだけになってしまいましたが、ご意見は大変参考になりました。

ありがとうございました。

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