今瀬 覚 先生からの回答
こんにちは
血液データを拝見すると、基本的に上記の治療で良いと思います。
1)キドナ 2)コバルジン 3)様子によって、制吐剤として、ガスターやプリンペラン) 4)皮下点滴(脱水の補正)
吐き気が治まっているようならば、少量なら好きな食物を与えるの良いと思います。
もちろん、ある程度の量を食べれるようになった場合には、腎臓用の処方食(KD・腎臓サポート等)による蛋白・リンの制限も有効になるでしょう。
2008/06/07 18:05 参考になった! 1
投稿者 やまぐち さん からの返答
今瀬先生
ご回答いただきまして、ありがとうございました。
栄養剤など、どのようなものをあげてよいかわかりかねたので、安心しました。
ありがとうございます。
さっそく、購入して与えたいと思います。
蛋白・リンの制限など具体的にご提案いただき、たすかります。
こちらのサイトを通じたペットたちがみな健康でいられるよう願っています。
先生、ありがとうございました。
2008/06/14 06:05
腎不全の猫に与える薬(高栄養剤)について
はじめて質問させていただきます。どうぞ、よろしくお願いいたします。
14才の猫ですが、食欲がほとんどなく痩せてしまい、病院で血液検査をしたところ腎不全と診断されました。
腎機能数値がすべて高く、BUN130、CREA12.8、PHOS13.4、WBC35.9×10-9で貧血が激しく、HCT15.8、HGB5.2という値です。
肝臓や血糖値は平常の数値です。
病院では毎日点滴を打つことになりましたが、何か食べられて栄養をとれるいいのだけど・・・といわれました。
ほんの少し食べても、時々、嘔吐してしまいます。
以前にその猫の兄猫が腎不全になった時に、(通院している所と他の)獣医の方にすすめられ、市販の薬(高栄養剤)を購入して病院の治療(点滴)と併用していました。少しでも栄養をつけて、悪い部分を出してあげたいとおもっていますが、どのような薬や栄養剤がいいのでしょうか。
以下のもので検討していますが、いかがでしょうか。
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チューブダイエット〈キドナ〉
必須アミノ酸食事療法理論に基づくネコの急性・慢性腎疾患用の経腸栄養食です。
栄養管理が治療効果に影響する重要な要因であることは小動物臨床領域においても認識されております。
チューブダイエット〈キドナ〉は、猫用高濃度必須アミノ酸配合経腸栄養食です。
【特徴】
1.必須アミノ酸食事療法理論を応用し、特に腎疾患の猫に最適な栄養組成となっております。
2.代謝エネルギーが495Kcal/100gとハイカロリー。
3.たん白質を制限
4.タンク質中の必須アミノ酸含有量は68.5 %以上でアミノ酸バランスもすぐれています。
5.消化態の原材料を使用して易消化性。
たん白質原料として消化態ミルクカゼインを使用しています。
脂肪原料として中鎖脂肪酸トリグリセライド〈MCT〉を使用し、さらに天然胆汁末などを配合してありますので
脂肪吸収不全による下痢も起こりづらく配慮してあります。
炭水化物原料にはデキストリンを使用し、乳糖不耐性による下痢も起こりづらく配慮してあります。
6.16%濃度に溶解した場合、pH6.7、浸透圧が350mOsm/lで体液とほぼ等張となり下痢も起こりづらくなります。
7.食欲増進に関与するビタミン・ミネラル類を強化してあります。
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腎不全の犬猫に最適!
有害物質を吸着・除去する
ネフガード ペット用 50スティック
●植物を原料とした自然派の活性炭です。
●クレメジンとして医療用に使用されているものと同じ効果でしかも天然の成分です。
●吸着力が強く、有害物質(ダイオキシンなど)・毒物などを容易に取り込み、吸着・除去します。
●栄養成分(タンパク質・炭水化物・脂肪)はほとんど吸着しません。
●有害物質は大便とともに排泄されます。
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コバルジン 猫慢性腎不全剤
COVALZIN 400mg×90包
猫慢性腎不全用剤
【組成・性状】
1.1包中に球形吸着炭(クレメジン原体)400mgを含有
2.黒色球形の粒子で、においはない。
【効能又は効果】
猫:慢性腎不全における尿毒症症状の発現の抑制
【用法及び用量】
通常1日量として400mgを数回に分けて経口投与する。
【有効成分に関する理学的知見】
化学名:炭素
性状:黒色球形の粒子でにおいはない。水、エタノール、又はエーテル にほとんど溶けない。
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また、つらい思いをさせたくないので、どのようなことに気をつけてあげるべきでしょうか、アドバイスをいただければ幸いです。
どうか、よろしくお願いいたします。