井上 平太 先生からの回答
今晩は。
疥癬は非常に簡単に感染しますので、同居の犬には健康状態に関係なくうつります。
また、人間にも一時的に寄生してかゆみを伴うひどい皮膚病を発症させることがございます。しかし、人間の場合には不思議なもので全く発症しない方もいればそうでない方もおられるようです。
疥癬もニキビダニも数回の検査を行っても見つからず陰性に出ることがございますので、当院でも症状から診断なしに治療を行う事もございます。この場合には飼い主の方には診断的治療と、言い訳しております。
しかし、シーズーは内分泌系の疾患がとても多くこのあたりをしっかり検査しておくことは重要です。皮膚病は重要なサインで、ホルモンバランスが悲鳴を上げているのかもしれないのですから。当院でもシーズーに関してはすぐにイバメクチン類を用いた診断的治療には勧めません。慎重に検査を繰り返します。シーズーはありとあらゆる皮膚病が多く診断には時間がかかるものです。
ニキビダニを想定して治療すれば疥癬も治りますので心配は無用です。
私も動物から疥癬が移ったことがございます。ベルトラインに沿ってやられましたが、本当に痒かった事を覚えております。
飼い主の方もワンちゃんたちもお大事にしてください。
2009/09/13 00:37 参考になった! 0
投稿者 けいと さん からの返答
お忙しいところご回答ありがとうございます。2度目の注射をしてきました。しばらく駆除する時間がかかりますが、根気よく治していきたいと、思います。
2009/09/20 12:37
ニキビダニ?疥癬?
はじめまして、アドバイスを頂たいと思い質問させていただきました。我が家では、シーズー13才とチワワ8才とポメラニアン6才がおります。今年の4月中頃がらシーズーが尻尾先、後ろ足の踵やお腹などが、ひどい皮膚病になり、いつも通っている病院で、皮膚の検査をしたのですが、何も見つからず、抗菌のお薬とステロイドを貰い1カ月ほど様子をみましたが、病状が悪化するばかりで、脱毛の仕方などから、甲状腺の病気かもと言われ、念のためセカンドオピニオンをした病院で発見できなかったのですが、ニキビダニの可能性があるとの事でイベルメクチンで治療をしてみたところ8月にはほぼ完治しました。
ニキビダニは他の犬には移らないと聞いたのですが、8月頃から他の2頭も同じ症状が出ています。やはり皮膚検査はしたものの、2頭とも何も見つかりませんでした。最近は私もお腹や内腿などに湿疹がでてきたので疥癬を疑い2頭とも治療をしています。感染から発症するまでは年齢や免疫の関係があるのでしょうか?