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- 2024.11.20
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消化器系トラブルについての相談
海外で犬を飼っています。
消化器系のご専門の先生、同様の症例をご存知の先生がいらっしゃいましたら、どうぞよろしくご指導のほどお願い致します。
犬はオス、雑種、14ヶ月、小型、体重約7キロ。
2ヵ月半のころから飼っています。来たころは3キロでした。
初めて嘔吐したのは2009年1月末。
以降、2月中旬、4月初旬、そして5月からは毎月、胃腸に関するトラブルに悩まされています。
ずっと治療を続けていますが、一ヶ月もしくは二ヶ月と間をあけず、かなり重篤なトラブルに陥ります。
顕著な症状は嘔吐ですが、頻度や症状は毎回異なり、これについても対処に困っています。
今までに起こったひどい症状:
嘔吐・強い吐き気・発熱・歩行困難(後ろ足が突然立たなくなった)・食事を受け付けない(食欲ゼロ)・強い下痢・血液を伴う噴射上の大量の水溶便 など。
これ以外に、慢性的な症状として:
吐き気・食欲不振・腹痛・軟便・フケ・目やに などがあります。
可能な限りの検査は済ませており、診断は、慢性胃腸炎。(胃:中程度の胃線維症 fibrosi gastrica moderata, 腸: 中程度のリンパ血漿細胞腸炎 enterite linfoplasmacellulare moderata)
ただし、この病気は間違いなく持っているにしても(生まれながらの体質?)、これ以外になにかあるはず、というのが現在の先生の見解です。 しかしながら、いかんせん、これが発見できていません。
なにか見逃している点があるという根拠としては:
通常、投薬の効果がもっと顕著にあるはず
現れる症状や痛み・苦しみが激しすぎる
一度目(6月末)の内視鏡でピロリ菌が発見され、3種の抗生剤とコーチゾンの併用で、除菌しました。
服用中には改善が見られましたが、薬をやめるとまたもとの症状に戻りました。
コレステロール値が以上に低いという状態も、正常値まで改善しましたが、やはり根本的な解決ではないようです。
今までに行った検査は、
血液、尿、便、レントゲン、エコーグラフ、内視鏡。
それぞれ複数回行っています。内視鏡は2回。エコーは何度も行っています。
疑われた慢性すい臓炎や、肝臓、腎臓、脾臓などの病気、寄生虫などは今までの検査で全て否定されています。
治療は、今までに様々な抗生物質、コーチゾン、あわせて胃の保護薬や、ビタミン剤の補給など行っています。
おのおの危機的な状態を脱するためや、除菌など、一時的には効果を発し、改善が見られる治療もありましたが、
結局、同じ状況に戻ってしまい、突発的に襲われるひどい症状は、毎回、異なり、また、回復までに時間がかかるようになっています。
食事は、ずっとドライフードでしたが、7月ごろから肉と米のダイエット治療を始めており、9月からは、羊肉、米、野菜に多少のビタミンなどを補給した食事にしています。
この病気には、アレルギーが関連することもしばしばあるということで、食事制限を試みています。
こちらでお世話になっている先生は3人目です。
私の意志で変わったものではなく、各々の先生が、お手上げ状態で別の先生を紹介されました。
遠くからの相談であり、相談をためらいましたが、結局、今までの状況を見ても、犬は、危機的な状態に陥っているときでもなければ、見た目、毛つや、動作などに特別な異常はみとめにくく、触診などでも、特別なことはないらしく、通常、どの先生方も、この犬は病気ではない、という第一印象をもたれるようです。で、危機的な状態を目にして初めて、或いは、内視鏡を除いて、ひどい炎症があることを認めて、ようやく、おかしいと思われるようです。
ご判断いただくに際し、必要な検査データや情報は可能な限り提供致します。
また、更にこういった検査をすべき、というようなご意見がありましたら、これも可能な限り対処したいと思います。
どうぞよろしくお願い致します。
深山