是松 壮一郎 先生からの回答
こんにちは、るーてぃさん
間欠的な発作が起きる瑠華くん、心配ですね。
肝機能不全からの肝性脳症と診断されたのだと思いますが、この場合、普通の足を突っ張るような発作とは異なる足を引きつけるような発作が見られることがあります。瑠華くんに見られた発作もそういった形態のもののようですね。
また、後肢に全く力が入らないという形で症状が現れることもよくあります。
治療も、まずは、食餌療法でタンパク質の制限をしてアンモニアの形成を抑制すること、点滴などで電解質補正をすることなどをメインに進めることになると思います。
また、肝機能不全かどこから来ているのかという原因の究明と治療が必要だと思いますが、年齢を考えると門脈シャントがあったとしても、それだけが原因で急激な肝性脳症が続くことはあまり考えられませんので、MRIではなく、麻酔をかけずにすむ超音波エコーなどでしっかり見てもらってはいかがでしょうか。肝硬変などの可能性も考慮すべきだと思います。
(仔犬などの場合はもちろん門脈シャントを疑った場合は早急に手術を視野に入れて考えなくてはいけないケースもありますのが)
また、8月1日以降の血液検査(特にアンモニア値)の値は治療の結果どのように変化しているでしょうか。もし検査していないということであれば、必ず検査してもらってください。(ただ漫然とMRIを取るよりも大切なことだと思います)
参考になれば幸いです
どうぞお大事になさってください
2010/10/26 18:15 参考になった! 0
投稿者 るーてぃ さん からの返答
早々にご回答頂き有難う御座いました。血液検査は8月以来まだ受けておりませんのでなるべく早い時期に受けてきます。エコーのお話もかかりつけでは出なかったのでとても参考になりました。思っていたより深刻な状態かもしれないのでご回答頂けて本当に感謝です。有難う御座いました。
2010/11/02 06:15
手足が縮まる発作について
初めまして。ポメラニアン5才♂(体重1.35kg)の現在の状態について質問させて頂きます。
今年5月(9日午後1:30)に初めててんかん発作のような状態が起きました。昼寝の最中でしたが本人もびっくりしたのかとっさに走ろうとしてケージに激突、転ぶようなひっくり返るような状態でした。
時間は3分程度で意識はありましたが震えがひどく後ろ足が縮こまり立てなくてふらふらするような感じです。少し顔が上がり、のけぞり気味でした。
発作がおさまりましたら何事も無かったかのようにいつもの状態に戻りました。
すぐにかかりつけに行きました所、てんかん発作ではないかとの事。
この時は消炎剤の注射を打ちしばらく様子見でしたが、その後6月(11日午前9時過ぎ)にも散歩中に後ろ足が動かなくなり発作のような状態になりました。この時も3分程度でおさまり一応かかりつけに行き前回と同じ消炎剤の注射を打ってもらいました。
しばらく見る限りではなかったのですが、7月(30日午前4:00頃)今度は左前足が動かなくなる発作が起きました。足が縮こまる以外は症状は一緒でやはり3分程度でおさまりました。
この時は病院へ行かず家で様子を見てましたが数日後の8月1日に(午前9:20)に右前足が縮こまる発作が起きたのでかかりつけに行き血液検査とレントゲンを撮りました所、肝臓がひとまわりほど小さいことが判明。発作も含めて門脈シャントの疑いもありとの事でした。(発作もこれが原因ではないかとの事。)
アンモニアの数値が81、GPTの数値が237、GOTの数値が55と肝機能の悪い数字が出てしまいアンモニアの数値を下げる薬と食事療法になりました。
8月5日(午後2:15)にも発作がおきグリセリン0.5cc(朝晩)も加わりましたが8月11日(午後12:10)にも発作。9月17日(午前9:45)に発作、9月22日(午後11:30)発作。10月8日(午後2:55)発作、10月12日(午前9:30)発作、(回数が増えたためグリセリン0.7ccに増える)10月21日(午後4:00)発作。MRIを勧められてますが麻酔は肝臓に負担が大きいのと、てんかん剤も同じく肝臓に負担があるとの事で先日ビタミンB6を処方してもらい飲みはじめました。
今後なのですが見ていないところで発作がおきてる可能性も含めますと発作の回数が増えてきてますのでいつまで様子を見ればいいのか判断が出来ません。。MRIを受けるべきかどうか。
かかりつけでは肝臓の方からの発作と判断してましたが発作の起きる時間帯が全く異なり一般的なてんかん発作の場合MRIでは見つけられないとの事。
発作の時に手が縮こまるというのもあまり例が無いようで別の要因も含めてステロイドやイソバイドなどの処方が先になるとの説明もされました。思い切って検査を受けた方が良いのでしょうか。。