是松 壮一郎 先生からの回答
こんにちは、にきめぐさん
FIV(猫免疫不全ウイルス)陽性と出てしまったまる君のこと、ご心配なことと思います。
早速ですが、ご質問の擬陽性について回答させていただきます。
正確には、今回問題になるのは、擬陽性ではなく偽陽性になります。
擬陽性とは、ツベルクリン反応などで、反応炎の大きさが「陽性なのか陰性なのかどっちか判定が難しい」場合などに使われる言葉で、「陽性ではないが陽性に近い反応のもの」と定義されています。
一方、偽陽性とは「その疾患にかかっていないのに、ある検査などで陽性の判定が出る」というケースです。偽陰性という言葉もあります。偽陽性の反対で「その疾患にかかっているのに、ある検査などで陰性の判定が出る」ような場合です。
そして、今回のFIV検査ですが、おそらくは簡易キットを使っての検査だと思いますので、ELIZA法という方法を用いて検査しているのですが、幼猫での判定は血清学的特徴から偽陽性が出る場合があります。
ですので、今の段階では、まるちゃんがFIV感染している可能性が高いもののもう一度検査を行った方がいいと言えます。
時期としては、生後6ヶ月をすぎたらとされていますが、その時期は担当獣医師とよく相談してから決めてくださいね。
また、去勢手術が勧められないと言われた理由は、まだ生後6ヶ月未満の可能性もあるからということだと思いますが、FIV結果に限らず外への徘徊を防ぐ意味でも去勢手術を考えてあげてくださいね。
参考になれば幸いです
どうぞお大事になさってください
2010/12/15 09:47 参考になった! 0
投稿者 にきめぐ さん からの返答
お返事ありがとうございます。
確認が遅れてしまい、お礼が遅くなってしまった事、もうしわけありませんでした。
去勢手術の件、検査の件、もう一度先生と話し合ってみます。
ありがとうございました。
2010/12/22 09:47
エイズ検査
質問をさせていただきます。今年の7月にオス猫を保護しました。病院に連れて行きましたところ、生後2カ月くらいとの事でした。
耳の中もきれいで、のみなども付いていない処から捨て猫では?と言われました。
生後6カ月を前にして去勢手術を受けさせようと思い、病院へ行きエイズ検査を受けましたところ、陽性反応が出ました。まだ6カ月になっていない頃でしたが、もう一度再検査を受けた方がいいのか迷っています。去勢手術も勧められないとおっしゃっていたので、今のところは普段通りの生活をしています。
擬陽性のようなものはあるのでしょうか?
教えてください。よろしくお願いいたします。