今瀬 覚 先生からの回答
こんにちは
一般的な治療方ですが、1)外科 2)外科と抗がん剤 3)抗がん剤 4)緩和〜対症治療(内科療法)が、考えられます。
もし、抗がん剤を使用する場合には、元気で体力がある内になりますが、当然副作用もありますので、インフォームドコンセントが重要になります。
これからの一般的な経過ですが、1)咳 2)咳に伴う喀血 3)肺炎や胸水の貯留による呼吸困難 4)水や食事の誤嚥 5)突然死 等が、考えられます。
2011/02/16 09:29 参考になった! 0
投稿者 克ママ さん からの返答
今瀬先生
回答本当にありがとうございます。
きちんと現実を受け止め、16年間連れ添った猫に感謝で、最後までがんばりたいと思います。
2011/02/23 09:29
杉浦岳 先生からの回答
こんにちは。心配ですね。
レントゲンでの肺の腫瘤病変は、本当にがんなのか、がんのばあい「肺がん」なのかそうじゃないのかといったところが問題になるでしょう。
治療方法は、それがなんなのかをはっきりさせないとわからないことなので、肺のどの部位にできているのかにもよりますが、針生検(細い針を刺して中身を採取する)が最も負担が少ないかもしれません。
また、全身麻酔は必要になりますがCT検査が可能であれば、どのようなものなのか、ひとつだけなのかレントゲンではわからないような小さなものが複数あるのかなど、有用な情報を得ることができます。
可能であれば上記のようなことを済ませた後で、もしくはそれが不可能な場合は検査と治療を兼ねて、手術で積極的に腫瘤を切除する方法も考えられます。単発の腫瘤の場合は取りきれば長期間の予後が期待できる場合もあります(しかし、慢性腎不全で皮下補液が必要な状態でそこまでの治療がベストかどうかは診察した獣医師とよく相談していただく必要があります)。
手術以外の方法としては、
・抗がん剤(あくまで「がん」と確定診断がつけば)
・免疫力を増強するサプリメントや薬
などが考えられます。
ひとつだけの腫瘤の場合、大きくなるまでに時間がかかるものもあるため、長期の予後が得られる場合もあります。しかし数が増えたり、急に大きくなったりするものでは進行が早いと考えられます。症状は最初にご覧になったような咳が多いと思いますが、体重の減少や食欲の低下などといった症状もよく見られます。定期的にレントゲンを撮って大きさをチェックし、その都度心構えをしておくのがいいでしょう。
2011/02/16 17:56 参考になった! 0
投稿者 克ママ さん からの返答
杉浦先生
回答 本当にありがとうございます。
レントゲンでは、複数個の影がありました。
アドバイス頂いた内容にて、猫の負担は極力ないよう、現実をしっかり受け止めて頑張ろうと思います。
本当にありがとうございました。
2011/02/23 05:56
肺がんの進行状況について教えてください
はじめまして。もうすぐ16歳の猫について教えてください。
最近 突然 咳が連続で出る発作のような症状が時々(数日に1回程度)
でたため、動物病院でレントゲン検査をしたところ、肺に影があり、
肺がんだろうと診断されました。肺は治療方法が難しく、
手のつけようがない。残り1年もつかどうかとの判断が下りました。
昨年2010年12月 突然元気がなく、食欲がなくなり、
病院にいったところ、慢性腎不全と診断され、皮下点滴の治療を受けております。今は皮下点滴も1週間に1回。食欲も戻り、体重も増え、ジャンプ、走り回るなど元の元気な
状態に戻ってきたと感じているさなかでの、肺がん診断でした。
質問は2つあります。
①何か治療方法はないのか。(ただ、年齢から無理はさせないと決めております)
②まだ非常に元気です。呼吸が苦しそうな症状も出ておりません。
今後 一般的にどのような期間で、どんな症状が出始めるのか知りたいです。(私自身の心構えのため)
よろしくお願い申し上げます。