だいじょうぶ?マイペット

消化器型リンパ腫

質問カテゴリ:
便・肛門の異常

対象ペット:
/ バーニースマウンテンドッグ / 性別不明 / 年齢不明

質問者:
神奈川県 / ゆかりんごさん (この方の過去の質問 1件)

 
2011/11/27 23:10

よろしくお願い致します。
前の病院では血液検査のみで慢性膵炎という診断でしたが、9月末から食欲が落ち、下痢も止まらなくなり、病院を変えました。
今の病院では即、レントゲンとエコーとなり、脾臓の腫瘤と腸のリンパ管の腫れが認められ、体力の回復を待って10月末に開腹手術(脾臓摘出と腸の生検)をした結果、「消化器型リンパ腫」との診断が下りました。

病変が広範囲(小腸、十二指腸、結腸)なためか、デルクリアなどのお薬では下痢が止まらず、今は下痢止めは処方されていません。

11月18日にL-アスパラギナーゼを投与しましたが、1週間後の血液検査とエコーでは有効性が認められず、下痢も止まっていません。

今はステロイドと抗生物質のみが処方されています。
先生は抗がん剤が効けば下痢も止まるとおっしゃっていましたが、次の強い抗がん剤を使うには美々の場合、リスクの方が大きいとおっしゃっていて、「インタードッグ」や免疫療法の方をお勧めするとおっしゃっていました。

現在、総タンパク4.6、アルブミン3です。
週に一度、ビタミンB12の注射をしています。
ステロイドのおかげか食欲はあります。近場ですがお散歩にも行っています。
なんとか下痢が止まれば、栄養状態もよくなり、美々も楽になるのではないかと思うのですが、下痢を止める方法やお薬(漢方など)はないでしょうか?

消化器型のリンパ腫は寛かいが難しいとは思いますが、できるだけ長く楽に余生を送らせてあげたいと思っています。

はじめまして。京都のかく動物病院、山下かくです。
美々ちゃんは消化器型のリンパ腫ということですが、リンパ腫があって下痢をしている場合はやはりリンパ腫自体をなんとかできないと下痢は止まらないことがほとんどです。
タンパクとアルブミンも下がってきているので、かなり全身状態も落ちてきているように思います。
神奈川県であれば、大学病院もありますし、腫瘍を専門にされている病院もあると思いますので、セカンドオピニオンに関してかかりつけの先生に相談してみてはどうでしょうか。
今の状態であれば輸血の必要性もありえますので、施設の整った病院のほうがいいように思います。

投稿者 ゆかりんご さん からの返答

山下先生、ご回答下さいましてありがとうございます。
やはりリンパ腫を叩かないと下痢は止まらないのですね。
美々の場合、血液中にリンパ腫はほとんどなく、小腸に病変が集中しているようです。
今の主治医の先生は大学病院から非常勤でいらしてる先生で、美々のことをとてもよく診て下さいます。大学病院のことも聞いてみようかと思います。
どうもありがとうございました。

おはようございます。
心配ですね。

消化器型リンパ腫が下痢の原因であれば、そちらが改善しなければいわゆる止瀉薬(デルクリアなど)では改善しません。効果のある抗がん剤を、できるだけ副作用が出ないように使ってリンパ腫をできる限り叩くしかありません。

基本的に体の状態が許せば、多剤併用療法と呼ばれる数種類の抗がん剤を組み合わせて投与する方法を行います。ただ抗がん剤には副作用もあるため、使用する際にはいくつか注意点があります。
・美々ちゃんの状態が抗がん剤に耐えられるかどうか。これは年齢とかそういうことで判断するのではなく、抗がん剤を使用する基準がきちんと決まっていますので、それに当てはめて獣医師が判断します。
・ご家族がどのくらい副作用を許容出来るか。絶対副作用を起こしたくない場合はどうしても行う治療が弱くなり、寛解は難しく、短くなります。ある程度の副作用があっても寛解率の高い治療を行おうという考え方もあります。
・実際に薬を投与してみると当初考えていた副作用よりも強くでたり、思ったよりでなかったりすることがあり、その子その子で違います。

リンパ腫は残念ながら手強いがんです。例えば症状を軽減するだけで良ければステロイド剤の単独投与や強力な下痢止めがある程度効果があるかもしれませんが、それは寿命をのばすことにはなりません。可能であればきちんと効果が認められている抗がん剤を投与することが望ましいです。先生が「リスクのほうが高い」と判断した理由がわかりませんが、そのあたりをよく相談の上判断されることを願います。

投稿者 ゆかりんご さん からの返答

杉浦先生、ご回答下さり、ありがとうございます。

主治医の先生は美々の全身状態があまりいいものではないので、強い抗がん剤の副作用・・・白血球の減少による日和見感染等・・・で逆に命を縮める可能性があることを心配されているようです。

血液中にリンパ腫はあまり見られず、小腸に病変が集中しているようです。
進行がゆっくりですが、抗がん剤の効きも悪く、全身状態もあまりよくないので、先生もこれ!と強くお勧めできる治療法がない、とおっしゃっていました。

昨日の先生とのお話でインタードッグとマイルドな抗がん剤、ステロイドを併用しつつ、手さぐりにはなりますが、少しでもよい効果がでるよう、治療を続けていこうと思っています。
どうもありがとうございました。

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