杉浦岳 先生からの回答
はじめまして。
まず、膀胱の「がん」と診断された理由がはっきりしません。レントゲン検査だけでは「がんかもしれない」ということは分かりますが、確定診断はできません。何かその他の検査があっての「膀胱がん」という診断であったとしてお話を進めます(ちなみに「膀胱がん」という病名はありません)。
膀胱の悪性腫瘍(=がん)では、一般的には残念ながら「根治」と呼ばれる完全に治った状態になるのは難しいのですが、最も困った症状である「尿がでない」という状態にならないようにしてあげる形での手術が可能です。膀胱のどの部分にがんができているのか、どのくらいの大きさなのか等によっても手術の方法が違いますので、かかりつけの先生によく聞いて見ることをお勧めします。
13歳でも内臓がしっかりしていればまだ寿命まで時間のあることも多いため、年齢だけでは手術をしたほうがいいかどうかの判断をできません。また、18歳のワンちゃんのお話も、老衰であれば特に苦しむこともなく亡くなったのであろうと思います(もし苦しかったりしたのであれば、それは老衰とは別に何か苦痛が生じる原因があったということですから)。もし今13歳のこのコが治療の結果食欲も十分ある状態で数ヶ月〜1年でも日常生活を送ることが出来れば、私個人的には十分手術してあげた意味があるのではないかと思いますが、どうでしょう。
ただし、現在の健康状態(見た目だけではなく、血液検査などの結果という意味です)に何らあの問題があり、膀胱の手術をしても余名が数ヶ月、あるいは全身麻酔の危険性が非常に高い場合には、手術をしたほうが以下どうかの判断は変わるところです。このあたりよく先生と相談の上、後々後悔しない方法を選んであげて下さいね。
2012/02/09 09:17 参考になった! 0
投稿者 hasu さん からの返答
本当に有難うございました。麻酔によりもしかすると‥というお話もされました。でもやはり、少しでも可能性があるのなら手術する事が今は良いと自分の考えがはっきりしました。亡くなってまだ立ち直れていなく、口もきけずもう何もしないで欲しいという選択肢も思う事が出来ない事に悩んでしまいましたがどんな時も今の苦痛を取り除いてあげる事の一番の方法が仔の子ににとって不自由よりも幸せなことですよね。一緒に頑張りたいと思います。先生に相談して間違いを起こさず出来る限りの治療に専念できます。本当に良かったです。お忙しい中、親身にご返答頂き有難うございました。まだ1歳程の大型犬が3頭います。ちょっと遠いのですが迷ったときは是非、受診させて頂きたいと思います。その切は宜しくお願い致します。もっと早く先生の事を知っていたらと思いました。
2012/02/16 09:17
膀胱がんです。
こんにちは。宜しくお願い致します。今まで膀胱結石がいくつもあり手術もしてきました。その後度々尿がしたいのに出なくなり3度ほど薬にて対応してきましたが再度症状が出たのでレントゲンを撮ったところ膀胱がんと診断され尿道の上のところにも手術してみないと何かはわからないがなにかあるようです。このままだとまた尿が出なくなりもたないので他の手術もあるとの事で3日後の手術の日まで管を通しています。13才で目も悪く腰も悪くヨタヨタと歩行していますが食欲はあります。ここで手術をしなければ苦しんで亡くなってしまうのは解っています。犬は死にたいと思うことも決してないと思います。手術をし、この状態から脱する事は出来ると思います。ただその後今よりも歩けなくなり今よりも苦しみや痛い思いをする上に不自由な生活がまっています。以前、18才で老衰で亡くしてしまった犬がいます。でも亡くなる1週間位前まで食べていてくれていました。目は腐り全身不自由で痒い時もあっただろうに、本能のままにどれだけ動いてみたかったか計り知れなかったんじゃないだろうかと。でも死ねる原因がなく私なら地獄のような日々であった事も間違いない事実だと思います。犬は飼い主が大好きで病気をしてとても近くに常にいられて幸せな思いもあってくれたことと思っています。最後は食べなくなり目とかも痛いだろうと痛み止めのようなものをうってもらい痛みだけは取り除き?すぐに水も飲まなくなり私が抱くのを待って息を引き取りました。でも今、判断してあげられるのは飼い主だけです。先生は人+ドクターからどういう意見をお持ちでしょうか?