浅川雅清 先生からの回答
こんばんは。
こちらは獣医師としても悩ましいご質問です。
尿中に病的にケトン体が出現するのは、糖尿病か飢餓状態のときのみと聞いたことがあります。
ですので、それらに該当しないようであれば検査誤差の可能性が高くなると思われます。
比重が高く濃い尿だからというのもあり得るでしょうし、試験紙が吸湿・劣化していても誤差が出うると思います。
わたくし自身も、少量のケトン体陽性で異常がない子は、検査誤差ととらえ問題ないと説明することが多いです。
ご参考になれば幸いです。
2024/10/10 23:28 参考になった! 0
投稿者 taffy さん からの返答
浅川先生
いつもお世話になります。
お忙しいところ、回答を頂きありがとうございます。
ネット等で調べてみると『ケトン体が出るのは異常』という説明ばかりで心配していましたが、浅川先生も主治医の先生と同じお考えのようなので安心致しました。
家の子は割りといつも比重が高めなのですが、『濃い尿』だとケトン体が検出されるのは何か理由があるのでしょうか?
比重1.03台の時には出たことはありません。比重1.04台の時は(±)、1.045以上で(1+)になる事が多いです。
『濃い尿』でケトン体が出ていてもブドウ糖が出たことはありません。
また、面倒な質問で申し訳ございませんが、先生のご意見を伺えれば幸いです。
本日はお忙しい中、回答を頂きありがとうございました。
2024/10/11 02:56
再び 浅川雅清 先生 からの回答
追加のご質問ありがとうございます。
検査誤差に関しては、尿試験紙の製造会社様のほうが詳しいかもしれません。
個人的な推測としては、
①劣化した試験紙だと、ケトン体への反応が陽性のように見えてしまう
②濃い尿だと、生理的にわずかに含まれる(含まれるかも不明ですが)ケトン体すらも陽性と判定してしまう
などが考えられるのではと推測しています。
当てずっぽうな意見かもしれませんが、ご参考になれば幸いです。
2024/10/11 07:33
投稿者 taffy さん からの返答
浅川先生
お忙しいところ、さっそくのご回答をありがとうございます。
私(素人)の憶測で、『大丈夫だろう!』と思っているだけでしたので、先生のご説明を伺い安心致しました。ありがとうございます。
今後も定期的に尿検査、血液検査は受けていきますので、またご相談させて頂くこともあると思います。宜しくお願い致します。
お忙しい中、いつも直ぐにアドバイス頂き感謝しております。
今日も愛犬は元気です!
ありがとうございました。
2024/10/11 08:15
尿検査のケトン体について
こんにちは。いつもお世話になり、ありがとうございます。アメリカンコッカースパニエルの女の子、10歳です。元気、食欲は全く大丈夫です。
今日は尿検査のケトン体について、お伺いしたいと思います。
尿検査は定期的に月に1~2回していますが、時々(3〜4ヶ月に1回くらい)ケトン体が1+(15)出ます。先日の尿検査で久しぶりに(1+)出て仕舞いました。
ケトン体が出ていても、いつも蛋白/クレアチニン比はマイナス(0.20以下)、ブドウ糖もマイナス、蛋白は比重が高い為か大体プラス・マイナス(15)、pHは6.0~6.5です。
3ヶ月に1回受けている血液検査でも、GLUは基準値内(83~96)であり、糖尿病の症状、体重減少 食欲低下 、元気がなくなる 、嘔吐 、毛並みの悪化 、下痢等もないため、ケトン体(1+)は心配しなくて良いと主治医の先生から言われています。
調べてみるとケトン体が出る時はいつも尿比重が高く1.050前後です。うちの子は、比重がいつも高めで1.040より高い時は大体ケトン体(±)です。比重1.030~1.040の時はケトン体はマイナスです。
沈渣では時々上皮細胞(±)が出るくらいです。
ケトン体(1+)でも、タンパク/クレアチニン比、ブドウ糖、尿蛋白に異常が無ければ、さほど気にしなくても大丈夫でしょうか?
また、尿比重が高いとケトン体が出やすいのでしょうか?
お忙しいところすみませんが、アドバイス頂ければ幸いです。宜しくお願い致します。