山下 拡(かく) 先生からの回答
はじめまして。京都のかく動物病院、山下かくです。
手術をするべきかどうかでお悩みのようですね。
確かに14歳であれば、麻酔のリスクも考慮して考えなければいけませんが、まずはそのできものがどういったものか把握する必要があると思います。
二つの病院へ行かれていますが、細胞の検査はされましたでしょうか。細い針を刺して細胞診を行い、細胞診の専門の機関に送ることにより、良性悪性の可能性や、場合によってはかなり確定的な診断まで行うことができます。
またレントゲン検査、超音波検査により転移の有無についてもしっかり確認してもらってください。
それらの検査により、手術が必要なものなのか判断していきます。
手術が必要なのであれば、心臓の超音波検査も行い、実際に手術に耐えられる循環状態なのか確認したほうがいいでしょう。
積極的に手術を希望しておられるなら、二次診療施設を紹介してもらうのもいいと思いますよ。
2013/01/07 10:03 参考になった! 1
投稿者 しばざくら さん からの返答
早急にご回答をいただき、本当に有難うございます。詳しくアドバイスしていただいたことを踏まえて、再度どのように対処していくか考えていきます。なかなか決心がつきませんでしたが、判断の観点がわかり、考える道筋が見えてきました。本当にありがとうございました。
2013/01/14 10:03
手術するかどうか判断の観点を教えて下さい
はじめまして。アドバイスを頂きたいと思いまして質問させていただきました。メインクーンのメスで、14才と3ヶ月です。2ヶ月ほど前から右後ろ足の太股あたりにしこりができているのに気づくました。だんだん大きくなっているように感じましたので、1ヶ月ほど前に医者に診ていただきました。2cmぐらいになっていました。猫は全く痛がる様子もなく、元気に生活をしています。猫の性格は、気が小さく、医師に行くと静かにじっとしています。そして、家に帰ってきても半日ぐらいは落ち込んでいます。
お医者さんは腫瘍であると診断されました。猫が高齢であるので、麻酔の危険性もあるので、「手術はしません。14年間、よく世話をしてあげたと思いますよ。あと1年ぐらいだと思います」と言われました。
もう1軒のお医者さんにも見ていただきました。診断は同じでした。高齢であるのでやはり麻酔の危険性はあるが、血液検査の結果からは、腎臓も肝臓も正常であるので、危険性は少ないとも言われ、手術はできないこともないように言われました。この猫が10才なら、手術を進めますとも言われました。手術をしなければ、最悪、このあと腫瘍がはぜつしたらその時には手術しなければいけないとも言われました。
私としては、手術して少しでも長く生きれるようにしてやりたいと思う気持ちと、ここで痛い思いをさせて、かえって寿命を縮めてしまうのではないかと思う気持ちで、揺れ動いています。
飼い主として、どのような観点で考えて、判断していけばいいのか教えていただけるとありがたいと思い、質問をさせていただきました。よろしくお願いいたします。