原 大樹 先生からの回答
こんにちは。 気温が上がって暑い季節になってきましたね。
熱中症予防のため、人でも少量ずつ頻回の飲水が推奨されていると思います。 基本的に犬でも同様に考えてください。
体表からの発汗は人より少ないですが、犬は暑くなると口を開けての呼吸が激しくなりますよね。呼吸による水分喪失が増えるため、新鮮な水をいつでも自由に飲めるようにしておくことが大切です。
ただし、心不全やSIADHなどの病気の治療中で獣医師からの指示がある場合は指示に従いましょう。 その場合にも1日1回の給水という指示になることは通常考えられません。
健康な動物に対して飲水制限は推奨されません。量や回数の問題ではなく飲水制限自体が推奨されません。新鮮な水をいつでも自由に飲める環境にしてあげましょう。
飼い主さんの自己判断による飲水制限は、脱水により血液が濃くなってしまい、熱中症や急性腎障害など様々な疾患リスクを高めます。
水の飲みすぎに関しては、一度に過量の飲水をすれば水中毒の可能性を否定できませんが、健康な犬が常に自由飲水できる状況下において発症することは通常考えられません。
自由飲水環境で飲水量が多い(体重1kgあたりで1日100ml以上)の場合でも未診断の状況で飲水制限はしません。動物病院で原因の鑑別と原疾患に対する治療が必要です。
夜間尿失禁に対しては、飲水制限で対処するのではなく、動物病院で診察を受けることが大切です。まず尿検査や尿路の画像検査を行うことが多いと思います。
夜間尿失禁に対する治療や対症療法として獣医師が飲水制限を指示することは、一般的ではないと思います。
ただ、奥様にも飲水制限をするに至ったご事情があるのだと思います。
飲水制限の獣医学的是非に関してご家庭内で議論するよりも、ご家族揃って動物病院を受診し、尿失禁や飲水管理についてご相談されることをおすすめいたします。
2026/06/18 15:09 参考になった! 1










犬の水分補給について、
うちには生後5か月の雑種の兄妹犬が2匹おります。体重はそれぞれ10kgを超える程度で、現在のところ持病はありません。
最近、家内が「水の飲み過ぎは体に悪い」との理由で、水を夜に1回だけ与えるようにしています。与えている量は1匹あたり約500mlです。家内は獣医師に相談した上で行っていると言っていますが、実際に相談したかどうかは確認できていません。
もともと妹犬は、就寝中にたまにおねしょをすることがあり、朝起きるとベッドが濡れていることがありました。そのこともあり水分制限を始めたようです。
私はしばらく家を離れていたのですが、先日久しぶりに帰宅した際、犬たちが口を開けてハアハアと呼吸している様子が見られました。試しに水を与えたところ、250mlほどをすぐに飲み干しました。
そこで質問です。
・生後5か月、体重10kg超の中型犬に対して、このような水分制限は本当に必要なのでしょうか。
・1日1回、1匹あたり約500mlという給水量は適切でしょうか。
・犬の水の飲み過ぎは、健康な犬であれば身体に悪影響を及ぼすことがあるのでしょうか。
ご意見をいただけますと幸いです。よろしくお願いいたします。