だいじょうぶ?マイペット

乳腺腫の治療法について(手術以外にも今出来ることがあれば)

質問カテゴリ:
その他

対象ペット:
/ プードル / 性別不明 / 年齢不明

質問者:
--- / 非公開中の会員

 
2006/01/07 23:51

 過去のデータを探したのですが、もし同じ質問がありましたら、申し訳ありません。
 5月頃より、左側の下から2番目の乳房の内側に小豆大ほどのころころ動くしこりがあります。病院では大きくなるようならまた来てくださいと言われました。
 生理がきて、若干大きくなってきたように思われたのと、右側の乳房の内側にまた、形は違うのですが(前のは出っ張った感じですが、今度はぷくっと出ている感じ)2つほど同じような大きさのしこりが出てきたので、本日見てもらいました。
 前にあった物と、新しくできた物は転移ではなく、別の新たにできた物でしょうと言われました。どちらも急激に大きくなり始めた時点で切除することになるといわれました。
 治療方針は先生にすべておまかせするつもりでいます。ただ、同じ病気で昨年実家の犬を亡くしております。高齢でもあったのでしかたなかったのですが、手術後も増えてしまい、しこり発見からわずか半年でなくなってしまいました。
 そのイメージがあり、しこりを見つけた時とっても気落ちしてしまい、まだ若いのにどうして・・と思っておりました。
 いずれ、切除することにはなると思うのですが、切除する以外に何か少しでも有効と思われる方法がありましたら教えていただけませんか。
 鮫の軟骨、アガリクス、カバナタケ等少しでも有効であれば、まだ軽いうちにでも・・と思うのですが、情報が多すぎてどれがいいのかわからないのと、犬への与え方(分量など)もわかりません。現在うちにある物では、カバナタケ茶があるのですが、人間と同じ濃さで与えていい物でしょうか。
 どれも、絶対に効果のある物などないのでしょうが、わらにもすがりたい思いなのです。
 子供が産まれて、少しかまってあげられない時期がありました。その間に出来てしまったので、ストレスなどが原因なのでしょうか。本当にかわいそうなことをしてしまいました。
 手術して助かる可能性はどれくらいなのでしょうか。まだ、若いので転移が早いと言うこともあるのでしょうか。
ちなみに、5月から今までは直径が2~3ミリ大きくなりました。
 よろしくお願いします。

 乳腺腫瘍は、メス犬では一番多い腫瘍と言えます。予防法で一番効果的なのは避妊手術です。3歳からの避妊では発生率を下げる効果は無いといわれておりますが、ある程度転移や浸潤のスピードを抑えられると記述しているデーターを見る事もございます。発情に連動する過形成であれば確かに避妊で抑えられます。
 乳腺腫瘍のうち約50%が悪性・残りの50%が良性と一般的には言われ、悪性のうち特に炎症性乳癌と言われる物は非常に厳しい状況になります。
 8ヶ月間で3mmの変化ですと良性の可能性が高いとは思いますが、病理検査・外科的処置が一番だとは思います。乳腺腫瘍の場合たとえ良性でも結局は大きく成長するので最初から乳腺の一列全摘出を勧める場合もございます。その後の病理結果でさらに抗がん剤を選択するかを決めていく方法(通常と順番が逆になります)になります。どのように対処していきたいかは、主治医とよく相談して決めていきましょう。
 次に代替医療ですが、これに関しては試験管上以外ではまだしっかりしたデーターは出ておりませんので、補助的療法としてなら賛成いたしますが、それだけで様子を見るのは考え物です。
 とりあえずは、バイオプシーと言って太目の針を腫瘍にさして細胞を採取し細胞疹と言う病理検査を行なってみるのはどうでしょうか。その結果を見て考えないと、これからの事については何も語れないと思います。
 早期発見早期治療であれば、今は怖い病気ではありません。

投稿者 さん からの返答

詳しい説明ありがとうございます。
子供を作りたいと思って、子宮はとっておりませんでしたが、やはり病気はしやすくなってしまうのですね。
主治医と話し合い、よい方法を探していこうと思います。ありがとうございました。

犬の乳腺腫瘍の、約半数が悪性腫瘍です。
言い換えれば半数は良性の物で命を縮める事が無いと言う事です。
あまり、悲観的に考えられないほうが良いと思います。

さて、治療についてですが、
いずれ手術をするとの事ですが、
何故、「いずれ」なのでしょうか?
良性であれ悪性であれ、そのものは体にとって必要が無く、
悪性であれば体にとって害のある物ですから、
一日も早く切除するべきではないでしょうか?

腫瘍に軽いも重いも有りません。
悪性か良性かという事だけです。
腫瘍疾患は早期治療が、唯一の確かな治療法です。

大きくなるなら切除する?
それは悪性かもしれないからでしょうか?
拡大する事が悪性に特徴だとするなら、
拡大し始めたときには転移をしていても
おかしくないと言う事ですよね。

乳腺腫瘍は発情などホルモンが活発になる時に、
拡大する傾向があります。
年に2回発情期は有るのですから、
そのつど、大きくなる可能性が高いです。
ホルモンに反応して大きくなっている事と、
年齢が若い事を考えると、
良性の乳腺腫ではないかと思いますが、
切除して良悪の判定を病理検査でするべきです。

大きくなってから切除するという事は、
傷も大きくなるという事です。
小さなうちに、小さな手術で済ませてあげるほうが、
ペーちゃんにとって、楽なのではないでしょうか?



投稿者 さん からの返答

そうですか、早期治療が良いのですね。
私が、切除することに躊躇していたので(一度、別の病気で1泊入院した時に、精神的にまいってしまったようで、しばらく元気がなくなってしまったこともあり、また、手術となると、ぺー自信が気持ちで病気に負けてしまうのでは、と思ったのです。)そのような回答だったのかもしれません。もう一度、一番最良の方法を話し合ってみようと思います。
ありがとうございました。

乳腺腫瘍は、良性、悪性、炎症性乳がんに大別されますが、それぞれ対処法がことなります。

良性、悪性乳腺腫はともに外科手術以外明確に効果があると報告されている治療法はありません。ただし、悪性か良性かで、摘出範囲(リンパ節をどうするか等)が異なります。

悪性の場合は、摘出時のしこりの大きさによって延命期間も大まかに報告されています。進行ステージが0~4段階に分類でき、ステージ1の2年後再発率は約70%、ステージ2では95%。ステージ4では完治しないと言われています。ひとつの目安としては、大きさが3センチよりも大きいかどうかで予後、再発率が変わります。もちろん悪性であれば、全身状況さえゆるせば直ちに摘出すべきです(状態によっては、片側ずつ2回にわけて)。

炎症性乳がんに関しては、残念ながら治療法はありません。考え方にもよりますが、手術自体も回避したほうが良い場合もあります。

鮫の軟骨、アガリクス、カバナタケに関しては、個人の体験談は別として、専門家が読むような論文などにおいて、効果があるとの明確なデータはありません。現時点で、もしこれがヒトの乳がんで、手術を行わずそのようなものを飲ませたとしたら、そしてそれが医師の勧めであったならば、その医師は訴訟問題にさらされるでしょう。それくらい、現時点での手術の成績と、それらの物質とのデータの蓄積差は歴然としているということです。

ちなみにアガリクスは人の乳がんに対する生存率、進行抑制率の報告はありません。2002年の日本産婦人科学会誌に免疫能にはまったく影響しない(効果なし)という報告がされているのみです。
また、サメ軟骨に関しては、米国内科学会の答申があります。現状での効果は明確には証明されていませんが、副作用が無いので、投与することは医師として容認してよいというものです。http://www.metamedica.com/news2003/2003010201.html
いずれも人のデータですが、動物にもある程度当てはまると思いますよ。


投稿者 さん からの返答

そうですか。確かに、明確に効果のある物ならば、とっくに薬として使われていますよね。詳しいお話、どうもありがとうございました。参考にしたいと思います。
治療方針を主治医ともう一度よく話し合ってみようと思います。

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