縄田 龍生 先生からの回答
人では、
ニコチンの毒性は青酸に匹敵するされ、中毒量は1~4mg。
・致死量は30~60mg。
・1本当たり10~20mgのニコチンが含有され、
・一本あたり3~4mgが体内吸収される。
・急性ニコチン中毒のほとんどが、乳幼児のたばこの誤食により起こる。
・乳幼児の場合、致死量は10~20mg。たばこ一本で死亡する可能性がある。
とのことです。
しかし、口を舐めてそれほどニコチンがついているとは思いませんので、大丈夫でしょう。
危険なのはタバコそのものや、タバコを水につけてしみ出てきた液です。
タバコの後始末は十分にしてください。
以下に示したサイトで記述があります。
http://www.geocities.co.jp/AnimalPark-Lucky/4641/tyuudoku.htm
■犬におけるニコチン摂取の危険性
The Dangers of Nicotine Ingestion in Dogs
Vet Med 99[3]:218-224 Mar'04 Toxicology Brief 9 Refs
Nicole C. Hackendahl, DVM and Colin W. Sereda, DVM
この報告で記述する患者は、血清ニコチン濃度が0.2ppm、あるいは200ng/mlでした。この濃度は、ニコチン中毒の臨床徴候を引き起こすのに十分であり、人で報告されている中毒血清濃度を十分上回っております。しかしこの患者は致死的状況ではなく、集中的な支持療法により完全回復を達成しました。ニコチンは多数の製品が入手できますが、小動物におけるニコチン中毒は一般的でなく、獣医学文献における報告は稀です。低容量でニコチン受容体刺激となり、高容量で受容体遮断となるため、臨床徴候は用量依存性です。ニコチン中毒は、大半がニコチン製品の摂取を直接観察することにより診断されます。犬における予後は、大量摂取した時に重篤です。ニコチンの半減期である摂取後4時間、動物が生存するならば、予後は好転します。治療は、ニコチン源の除去と、吸収低下、そして継続した排泄促進に的を絞ります。支持療法は臨床徴候にあわせて行います。(Dr.K訳)
2006/02/15 22:30 参考になった! 0
投稿者 さん からの返答
ありがとうございます。
さくらは大切な家族なので皆で協力して病気などしないように育てていきたいと思います。
2006/02/22 10:30
家族の喫煙について
はじめまして。
私は煙草を吸わないのですが、父親が吸っていまして、家の中では吸わないんで副流煙の心配はないのですが、煙草を吸った後の口を犬がペロペロなめるので、何か悪影響があるかなと心配で心配で・・・
口についているニコチン?を犬がなめて早死にするとかはないですか?
お返事待っております。
よろしくお願いします。