遠藤 薫 先生からの回答
こんばんは。
飲水量が多く尿比重が低い、と言うだけで腎不全とは限りませんが、先生の言うとおり、腎不全があるかもしれませんので、その他の血液検査や超音波検査を受けて判断してください。検査も一度だけではなく、定期的に調べてもらった方が判断しやすいですよ。
2006/03/03 22:09 参考になった! 0
投稿者 さん からの返答
遠藤先生、はじめまして。早速のご回答
ありがとうございました。かわいいわが子ですので長生きさせるよう頑張ろうと思います。
2006/03/10 10:09
井上 平太 先生からの回答
腎不全という病気はほとんどの場合にはすぐに診断がつくぐらいに悪化してから来院する早期治療の出来ない疾患です。その場合には、血中尿素体窒素(BUN)やクレアチニンの数値が高いのですぐに判断が付きます。しかしこの数値が上昇し始めたときには既に腎臓の機能は正常の4分の1にまで低下しております。早期発見は相当に難しいのが実情です。
しかし、尿中に蛋白が出ている・尿比重が一貫して低い・尿沈沙に円柱が出ている・飲水量が多い・・・等が当てはまった場合には腎不全の兆候がでていると疑えます。ただし一度きりの比重検査で腎不全と決め付けてしまうのは早合点ですし、獣医師も念のためのつもりだったと思います。
確定診断には腎臓の組織の一部分を採取して病理検査を行なうのが一番だと思います。この検査を受ければこれから先ずっとそのことを考え続けなくてはならないのか、忘れてよいのかがはっきり致します。
万が一腎不全が判明した場合には、腎臓病の専用食とコバルジンなどの吸着薬の投与が主な治療になります。水は飲みたいだけ飲ませたほうが良いでしょう。
最後に原因ですが、先天的なもの・腎アミロイドーシスなどの後天的な病気によるもの・自己免疫性疾患・中毒などが考えられます。中毒の原因としては不凍液をなめてしまったりユリ科植物を齧ってしまったことなどが考えられます。
ユリ科植物は猫にとっては毒性が強く、カサブランカの花びら一枚を食べても腎不全で死亡する事があります。テッポウユリでもオリエンタルハイブリットでもオニユリでも鹿の子ゆりでも起こり、不可逆的な尿細管壊死を起こすようです。
腎不全は早期に発見すれば治癒はしなくてもコントロール可能です。万が一診断が付いてもくじけずにがんばってください。ジンジンちゃんも飼い主の方も幸せになってください。きっとうまくいきます。
2006/03/04 00:57 参考になった! 0
投稿者 さん からの返答
井上先生、はじめまして。早速のご回答ありがとうございました。ちょっと安心いたしました。かかりつけの先生には血液検査で出たときにはもう遅いといわれ尿比重検査を昨年末に1回、先日1回行い、いずれも1.014でした。かわいいジンジンを苦しめたくありませんし、後悔したくありませんので、確定診断してもらえるか相談してみます。本当にありがとうございました。
2006/03/11 12:57
腎不全の可能性が高いといわれました
わたしの猫は以前より蛇口から水を飲むのが好きでしたが、ここ1年位で飲む量が増えたような気がしてかかりつけの獣医先生に診ていただきました。尿検査の結果、やはり尿比重が低く(1.014だそうです)、腎不全の傾向ということでした。治療法としては食餌療法ということでウオルサムのかりかりをいただいてきました。伺いたいのは、①この数値で腎不全といえるかということと、②このままじりじりと進行していくのを見ているしか手だてがないのかということ、③まだ4歳のこの子の余命(出来る限りのことをしてやるつもりです)、④今後どのようになっていくのか、⑤人間の食事など与えたこともないのに(塩分など取らせていないのに)なぜこの若さでこのようなことになったか、⑥飲みたがるだけ飲ませていいのか、⑦治療食を食べないので食べなれている餌と混ぜても大丈夫か、です。多くなってしまい申し訳ないのですがよろしくお願いいたします。どんな状況になろうともわたしの子同然です。