古井 裕二 先生からの回答
若いからこそ手術をするべきではないでしょうか?これから先が長いのですから。もし経済的に容認できるのであれば手術を受けることを勧めます。手術のリスクより利益のほうがずっとおおきいと思います。術後の合併症はつきものですが、投薬や点眼でかなりコントロールできます。でも、うまくいかない場合もあります。医療はもともと不確実な要素を含んでいますので絶対と言う事はありません。絶対うまくいくならばリスクはありませんものね。
両目が侵されているわけですから放置すると網膜に光が届かなくなり失明してしまいます。視力の消失には少し時間があるので慣れた環境では失明しても結構不自由なく生活できるはずです。
水晶体はかなり白くなりますがときどき内部が変化して再度部分的に透明になってくる事もあります。そうすると網膜に光がとどくようになるので部分的に視力が回復してくる事もあるようです。でもそれはあくまでもたまたまです。
犬にとってどちらが負担かは難しい問題です。実際には犬がどちらがしんどいか判断する事も理解する事も困難です。あなたがどうしたいか、どうすればべべちゃんのためにベストを尽くせた、と納得できるか、にかかっていると思いますよ。考えて考えて考え抜いて決断してください。主治医と納得いくまで相談してみましょう。
2006/04/06 01:28 参考になった! 0
投稿者 さっちゃん さん からの返答
お忙しいところ、お返事ありがとうございます。
古井先生のメールは大変的確で、私が決断するために
大きな手助けになりました。
家族とよく話し合い、
リスクはあるにせよ、光が取り戻せる可能性にかけて、手術をしようと決めました。
犬のためもありますが、
おっしゃられるとおり、
なにより自分達のためでもあります。
未来に自分達がベストを尽くせたと納得できるように
するため、
そして、もう一度走り回るべべを見て、幸せを感じるためです。
最大限の努力をしようと思います。
本当にどうもありがとうございました。
2006/04/13 01:28
白内障の手術について
こんにちは。
詳しいことを伺いたく、メールを致しました。
先日、両目とも若年性白内障と診断を受けました。
眼圧などの精密検査もして頂きました。
眼圧は両目とも10以下と正常の数値ではなく、
すでに水晶体が濁っており眼底まで診察できない状態です。
タンパク質が流出しているそうで、
おそらく現状はかろうじて光を感知しているということでした。
目薬ではもう進行をおさえることはできないので、
手術するか、このまま様子をみるかのどちらかです。
3才と若いので、白内障の手術をするかどうか考えております。
術後の合併症、緑内障やブドウ膜炎などが心配です。
それをはやく人間が察知してあげることができるのか、
また早く察知さえすれば、合併症をおさえることができるのでしょうか。
また、手術をするのと、しないのでは、
犬にとってどちらが負担がすくなくてすむのでしょうか。
もし手術をしない場合、今後最悪の場合どのようになるのでしょうか。
どうぞよろしくお願い致します。