肺水腫

心疾患の多くの犬が肺水腫で亡くなります。
初めて肺水腫になった場合はほとんどの場合、改善し退院となりますが、これも重症度によります。

心疾患（左心不全）で薬を飲んでいるなら、肺水腫のことも少しは説明があったんではないかと思います。肺水腫は急になります。もう一度主治医の先生によく説明してもらってください。

 2006/04/07 18:41 参考になった！ 2

大変お気の毒です。
既に、このメールをご覧になった時には、
最悪の事態が来ているかも知れません。

肺水腫によって、血液の混じった泡沫状のものや、
唾液と混じったようなものを吐く時は、
かなり末期的な状態です。
うまく利尿が間に合い、
肺が空気を受け入れる事が出来る状態に成れば、
一安心ですが、そうなる前に亡くなる患者さんの方が多いです。

心不全の肺水腫は、全く何もない子が、
突然、最悪の状態に成ることは少ないと思いますが、
ある程度肺水腫の症状が有った子が、
突然にして最悪の状態に成ってしまう事は有ります。
肺の高血圧が原因ですが、
血圧という物は、運動量や興奮で上がったり下がったりするので、
このような事が、急変という形で現れる事が有ります。

何故、このような事が起こったのか、
飼い主様が思い当たる事もあれば、
そうでない事も有ります。
ハッキリしているのは、肺における血圧が、
非常に高まり、毛細血管が破裂し出血を伴う、
呼吸困難を起こしたという事です。

うまく利尿が間に合い、
血圧を下げる事が出来れば、
危ない状況を脱する事が出来るでしょう。
しかし、いつまた今回のような事態が発生するかは、
解りません。
今後もそうならないために、薬や低塩分の食事療法や、
突然の興奮や運動を避けるように生活させる事など、
様々な予防策を講じていく事です。
どのような薬でも、ちゃちゃちゃんの心臓を治す事は出来ません。
どのように気をつけても、徐々に悪くなっていきます。
そして、いつか亡くなられる時が来てしまいます。
その日を出来るだけ先に延ばし、
その日が来るまでの生活を快適なものにする事が、
我々が出来る事です。

 2006/04/08 09:09 参考になった！ 0

肺水腫は、生命に危険を及ぼす怖い病気です。特に短期的集中治療にて明暗が分かれます。入院して１～３日が峠です。原因にもよりますが、心不全からの肺水腫は、数時間以内に突然、発症します。これは、肺の組織内の全血管に血液が淀むことにより急性循環不全が起こるためです。心臓に負担となるような運動や興奮などが、原因となることも少なくありません。気管扁平症や気管虚脱症を持っていると病状は悪化します。管理には細心の注意が必要です。また、食生活の改善も考慮しなくてはなりません。掛かりつけの先生と相談して緊急時の薬剤処方をしておくと良いと思いますし、夜間時の緊急連絡方法を相談しておくべきだと考えます。発症時は、極力早い迅速な処置をした方が、生存率、治癒率はアップします。

 2006/04/08 11:27 参考になった！ 1

このタイプの疾患は、お薬の長期投薬が必要ですが、末期には、特に肺水腫への移行期、およびその状態からの回復には、酸素室治療が非常に有効です（おそらく入院の間も酸素室に入っているのではないでしょうか？）。

もし関東圏ならば、酸素室の在宅貸し出しサービスも最近あります。担当のセンセイに聞いてみてください。

 2006/04/08 17:07 参考になった！ 0

命に関わる病気ですので、飼い主さんの信頼できる、獣医さんに、良く説明を受けてください。　　また、ＰＥＴロスにならないよう、心の準備をしておいてください。　　　なにが起こってもいいように・・・　　　　　森。

 2006/04/08 22:30 参考になった！ 0