佐々木 厚 先生からの回答
こんにちは。
大変心配だと想います。
8歳の猫さんに腹水が溜まったという場合、
以下の手順で診断を絞り込みます。
①身体検査
②血液検査
③猫のエイズ(FIV)/猫白血病ウイルス(FELV)検査
④胸の3方向のレントゲン検査
⑤フィラリア検査
⑥心臓の検査
⑦腹部超音波検査
⑧腹水をゆっくり抜いて、腹水が何であるかの分析・細胞診
以上のことを行って、病気の原因を調べます。
これで解らなければさらに詳しい検査に進みます。
この仔の上記の検査は行われているのですか?
結果の評価はどのようなものですか?
癌という診断と抗がん剤という治療法が明確にでていますが、
確定診断を行った根拠と抗がん剤を選択した理由はなんでしょうか?
様々な治療法をアドバイスする前にこのことをしっかり
先生に確認してもらってください。
そしてその結果を教えてください。
まずそこから始めることが大切なことです。
本当に癌なのか、癌であれば原発はどこで、どういうタイプの
癌なのか。リンパ節や肺など全身の転移はあるのか、
進行度はどれなのか、治療法には、手術・放射線療法・
化学療法・免疫療法等があるが、どれがどのくらい効果があり
反応する確率や、生存期間はどのようなデータが出ているのかの
信頼できる根拠が必要です。
以上のことをきちんと質問して、メモしてきてください。
2006/05/15 19:34 参考になった! 0
投稿者 さん からの返答
佐々木先生お忙しい中ご回答ありがとうございます。
先生のおっしゃる①~⑧の中で⑤と⑥の検査はしていないのですが、①は栄養状態悪い②はWBC↑Hlt↓、③はともに〔-〕
④は肺野コイン状のものが大小多数、⑦は腹水、⑧は三参なんとか液(すみません)、細胞診〔-〕という結果でした。どこが原発かはこれ以上の検査をすることによってこの子の体調が悪化する可能性が充分あるので化学的療法か免疫療法か、化学的療法にしても肺にまで転移して(リンパ腫と言っていました。)いくつも影がみえるのでだいぶ進行しており、治るという確率はありません。あくまでも、延命治療になるわけで生存期間は一ヶ月前後と言われました。化学療法も副作用の事を考えると今の状態ではきついでしょうと言っていました。完治が見込めなく、体調を悪化させてしまってこれ以上この子の寿命を縮めてしまうのであれば、免疫療法をできるまで続けていってあげたほうがよいのかなと思いました。
2006/05/22 07:34
癌について
こんにちは。初めて投稿させていただきます。
獣医師の先生方、専門家の方、お忙しい所読んでいただきありがとうございます。
先日、飼い猫(オス8才)のお腹の様子がおかしいため深夜近くの動物病院に連絡してみて、診てくれるとおっしゃっていただけたので行ってきました。原因はわかりませんが腹水だと言われ、深夜なので明日検査することになり、昨日検査をしてきました所、かなり進行している癌と言われてしまいました。腹水がかなりたまっている為、どこが大元か今はわかりませんと、言われこれからの処置方について家の人と相談してきてくださいといわれました。自分の周りで身近に癌と接した事がありませんのでどうしたら良いのかわかりません。その先生は化学的処置の説明もしてくれましたが、ただやっぱりそれは延命治療しかないとおっしゃっていました。先生がそうおっしゃるのですから仕方がないのかなと思います。でも、本心はやっぱり少しの望みでもあればと思い、色々調べてみた所、フコイダン療法というのをみつけました。これからまた病院に行ってこれからの処置方法について話し合うのですが、もしフコイダン療法も化学療法と伴用してやっていきたいと思っているのですが、先生方のご意見を聞きたく投稿させていただきました。宜しくお願い致します。