だいじょうぶ?マイペット

腎不全の点滴治療

質問カテゴリ:
尿の異常

対象ペット:
/ マルチーズ / 性別不明 / 年齢不明

質問者:
神奈川県 / レイナさん

 
2006/11/28 10:03

10月下旬の採血で腎不全がわかった五歳の女の子 猫です。
BUN 67 CRE 3.2 で皮下点滴を二日行い、BUN 79 CRE 3.2 尿比重1.012だったのでこのまま食事療法(a/dを開始)とフォルテコールの内服で経過観察になりました。

11月中旬より食欲低下。採血でBUN140↑ CRE 6.2 血圧113/?
皮下点滴を毎日開始して一週間後の採血がBUN135 CRE6.2でした。CREが変わらないのでこのまま皮下点滴(毎日100ml 自宅でやっています)と内服を続けていくことになりました。
現在食欲はまったくなく、カロリーエース・リーナルケアを強制的にあげています。(50ml
~80ml程度)嘔吐はありませんが、嘔気はあります。

現在通院している病院では入院はストレスになるので入院は勧められませんでした。急性腎不全ですと入院して持続点滴である程度腎機能が改善されると思いますが、慢性腎不全のばあい、あまり入院して持続点滴をして反応をみることはしないのでしょうか?


 慢性腎不全の場合には入院させて血管を留置針で確保しての点滴を開始いたしますと、退院のきっかけをつかみ難くなる事が多いものです。むしろ皮下補液のほうが30分程度で体重の10%近いリンゲルの補液が出来ますので、猫にとってQOLは良いようです。
 この病気は、一日の代謝で体に溜まった老廃物を補液による利尿効果で下げる事により維持して行きます。また、猫は入院というストレスからたとえ摂食が可能な数値になっていても食べ始めないので、ずるずると点滴により維持することになり、体脂肪の利用も促進され、肝リピドーシスに陥ることもございます。
 そういうわけで、理論的には入院の上で維持をしたほうが延命期間は長くなるはずということで、昔はよく入院を勧め、完全看護を致しましたが、最近のデーターでは明らかに週数回の皮下補液と自宅療養の方が維持できる期間は長いようです。
 猫にとっても、これからの大切な期間、住み慣れた場所で飼い主とともに安心して過ごさせたほうが幸せだと思います。
 しかしこの治療は、飼い主にとっては大きな負担になってしまうのは事実です。もしも疲れてしまったときは猫チャンの短期入院を希望され、飼い主の方がリフレッシュされてからまた自宅療養を続けるのも良いでしょう。
 お大事にしてください。

投稿者 レイナ さん からの返答

ご回答ありがとうございます。
食欲はないのですが、尿量も増加傾向にありますので、このまま自宅でがんばってみようと思います。これ以上の症状が出てくるようなら短期の入院を相談しようかと思います。
ありがとうございました。

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