だいじょうぶ?マイペット

出産の兆候

質問カテゴリ:
その他

対象ペット:
/ プードル / 性別不明 / 年齢不明

質問者:
東京都 / 蜜さん (この方の過去の質問 2件)

 
2007/02/01 22:36

初めまして。ど~しても判断がつきにくいので質問させて下さい。
ENA(2歳)が先月出産をしましたが、子犬は死産しました。

出産10日前のエコー(1匹だけ受胎)では元気良く心臓が動いていて。。。
自分もENAもすべてが初めてでした。

『出産の兆候(穴掘りとかトイレにいったりとか)があったら連絡を下さい』と言われていましたので、今か今かと待っていました。

{緑色の液体}が出てきたのでてっきり、お産が始まったのだと思いました。すぐに電話したら『様子を見てください』と言われたので指示された通り見守りました。

後日、他で知ったのはこの兆候は胎盤が剥がれて一刻をあらそうと言われました。(実際お産にかかった時間3時間)
この{緑色の液体}が出たら、どれ位で本来は出産してなければいけなかったのでしょうか?それとも帝王切開を要する位なんでしょうか?

それと投薬についてなのですが、死産したので、オロを出す為と言うことで
{子宮収縮剤 止血剤}を処方され1日1回の投薬をしたところ
3時間後『呼吸が浅くなり』その後、通常の呼吸に戻るまでさらに5時間かかったので、病院に聞いた所『さらに薬を半分に減らしてください』と言われました。なんだか不安になり別の病院に診て貰いました。

そしたら{子宮収縮剤}を使ったら余計お乳が張るといわれました。
おっぱいの腫れを引く為には、{抗生分質}の投与と言われ、{子宮収縮剤}を止めて今は{抗生分質}を投与しています。

おっぱいの腫れを引くのは{抗生分質}でいいですか?
{子宮収縮剤}はおっぱいが出ない時に使うんですか?

ENAの体が一日も早く健康体になって欲しいのです。(亡くなってしまった子犬の為にも)

何がいいのか分らなくなってきたので参考に別の意見を頂けるとうれしいです。

もっと早くココのSNSに来たかったです。よろしくお願いします。

こんにちは。
確かに緑色の液体は胎盤が剥離する時に出てきます。
お産の初期は陰部から水の入った風船のような物が見えます。それが破裂して、黄色いサラサラの液体が出てきます。その次に同じような袋が出てくるのですが、その中の液体はドロドロして白っぽい色をしています。それが破裂すると胎仔が出てくるのが正常な分娩です。
最初の胎仔で緑色の液体が先に出てきた場合は異常です。2匹目からは最初の胎仔の緑の液体が子宮内に残っているので、異常とは言えません。
抗生物質は細菌を殺す薬です。乳腺炎にも使用します。
子宮収縮剤には泌乳作用もあります。

投稿者 蜜 さん からの返答

この度はご回答ありがとうございます。
一度に返事が頂けるとは大変ありがたい事です。今回は素人の自分にとって『苦い勉強』と思っています。
正常分娩と異常分娩の違いがよく分りました。(ココまで詳しくどこにも載って無かった・・・)
今後またENAに出産と考えるにしろ、しないにしろ、飼い主がもっと勉強しなくてはいけないと思いました。
遠藤先生、分りやすい説明ありがとうございました。

こんにちは、蜜さん。

今回のENAちゃんのお産、残念な結果になってしまいましたね。さぞ悲しい思いをされたことと思います。

さて、今回のご質問なのですが、いろいろといただいておりますので、答えられる範囲でお答えしますね。

まず、今回の薬の説明で、獣医師の間で意見の食い違いがあった件ですが、後産(あとざん)を出すために、子宮収縮剤を使うケースは場合によってあると思われます。(残念ながら、当院ではその目的で使うことは今まで無かったので、こういういい方になります)その際には、子宮平滑筋という子宮を構成する筋肉そのものに作用して収縮を促す薬を使います。今回最初に処方されたのはおそらくは通称エルゴメと呼ばれるマレイン酸メチルエルゴメトリンというものだと思われます。この薬には、別段乳汁分泌の副作用等はありません。
では、次に診察を受けた先生が子宮収縮剤を使ったら余計お乳が張るといわれたのか。これはおそらく、オキシトシンという、難産の際によく使われる子宮収縮剤を思い浮かべられたのだと思われます。この薬も子宮収縮剤なのですが、脳下垂体ホルモン剤で、こちらは胎児への薬の影響を心配せずに使えるため、微弱陣痛などの難産の際に使われる薬になります。こちらは、たしかに乳汁分泌の促進という副作用があります。
オキシトシンは注射しかなく、エルゴメは内服と注射がありますが、一般的に獣医師に広く使われており、子宮収縮剤というと、オキシトシンが頭に浮かぶ先生は多いので、そのため今回のような見解の違いが出たのではないでしょうか。
二人の獣医師で意見が食い違うとその間で蜜さんも不安になられたことと思いますが、納得していただけたでしょうか。
また、乳腺の腫脹(腫れ)の治療は、初期であれば、なるべく触らず、本人にもなめさせたりせず、時折熱を取るために、冷たいおしぼりを当てて(こすらないで)冷やして様子を見ることが多いのですが、乳房炎を併発した場合には、抗生物質の投与が必要になると思います。これは、抗生物質そのものがおっぱいの腫れを引かせるというのではありません。

次に、お産の兆候ですが、わたしは、動作や、分泌物だけでの判断を飼い主の方にさせるというのは無理があると思いますので、体温での判断を勧めています。予定日の2週間位前から体温を測っていただき、体温がいつもより1~2度下がったら、その後6~18時間以内にお産が始まります。逆に下がっても24時間兆候が全くない場合は難産である可能性もありますので、診察を受けていただきます。
その他の動作での判断はかかりつけの先生方でタイミングも異なると思いますので、かかりつけの先生によく聞いてみてください。
ただ、基本的に、破水して、30~60分しても胎児が出てこない場合や今回のようなおろが出た場合にはすぐに診察を受けた方がいいと思います。

長くなってしまいましたが、ENAちゃんの身体が一日も早く元の健康な身体に戻りますようにおいのりしております。
おだいじに。

投稿者 蜜 さん からの返答

この度は、ご回答ありがとうございます。
今回のお産は自分(飼い主の勉強不足)だと思い『苦い勉強』をしたと思っています。
その『苦い勉強』をした上で、やはり今回はどうしても、他の意見も聞きたくなり質問させて頂きました。

薬名と正常分娩と異常分娩の違いがよくわかりました。今後の参考にさせて頂きます。
是松先生、ありがとうございました。

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