是松 壮一郎 先生からの回答
こんにちは、JBたろうさん。
フィラリアについてのご質問ですが、まずフィラリアは、蚊の身体の中にいる感染子虫が蚊に刺されたときに、犬の身体の中に入り、その感染子虫が犬の身体の中で移動しながら少しずつ大きくなり、最終的に心臓に住み着いて、様々な障害を引き起こす寄生虫の病気です。そして、心臓に住み着いた親虫はまた子虫を産むのですが、この子虫自体は、そのままで親虫にまで成長することは出来ず、一度蚊の身体に吸血の際に取り込まれることによって、蚊の身体で脱皮し感染子虫とよばれる「大人になることの出来る子虫」になります。
親虫に対する対策は、1.手術による除去、2.親虫を殺す注射薬、3.虫の寿命を待ち、それまで新たな感染と発症を防ぐ方法などがあります。今回太郎君の先生がとられた方法は、3だと思われます。
体力や、感染の程度、犬種による危険性などを考慮してどの方法をとるか判断するのですが、わたしも太郎君には3の方法があっているのではないかと思います。
そこで、フィラリアの親虫の寿命ですが、4年から5年といわれていますので、最長でもあと5年間きちんとフィラリアの新たな感染を防いでいただければ、フィラリアのいない身体になります。
普段の生活の注意点として、それまでの間は、心臓に負担のかからないように特に気をつけていただければいいと思います。
雑種とブルドックの二頭を飼っていらっしゃるということですが、散歩のペースなどは大丈夫でしょうか。
もともとブルドックなどの短頭種では呼吸困難を起こしやすい犬種ですので、散歩後の息切れもそのためかとも思いますが、出来れば二頭の犬の散歩ペースが異なると思いますので、太郎君のペースを守るためにも、別々の散歩で、ゆっくりとしたペースの散歩が出来るとなおいいかもしれません。
どうぞお大事に。
2007/02/02 17:53 参考になった! 0
投稿者 JBたろう さん からの返答
是松先生
早速のご回答ありがとうございました。先生のアドバイスを頂けて本当にホッとしております。フィラリアにかかってしまったのは私たち飼い主の責任ですので何とか親虫の寿命が終わるまで日ごろから気をつけておきます。ご回答頂けて本当に感謝しております。ありがとうございました。
2007/02/09 05:53
フェラリアにかかってしまいまいした。。。
はじめまして。アドバイスを頂きたく質問させていただきました。7歳になるブルドックです。先週の日曜日もう一匹飼っている雑種が皮膚病になりかかりつけの病院に連れて行きました。
先生が、皮膚病のための注射をうちたいがもし万が一犬たちがフェラリアにかかっていると大変危険な注射だからといって血液検査をしていただいたところブルドックの方だけがフェラリアにかかっているといわれました。
今は2+という段階で比較的初期の段階だから経口薬の処方で治療していきましょうといわれました。
うちのブルドックは少しの散歩でもはーはーと息を切らしているので心臓にかかる負担がとても心配です。どのくらいの確立で治るのかはっきりはおっしゃっていただけずとても不安です。フェラリアは初期段階であれば治る確率が高いのでしょうか?それとも一度かかってしまったら完治は無理なのでしょうか?
できるだけの看病をしてあげたいと思っていますが食事のことなどどのように看病してあげるのがよいのかどうかご意見をお聞かせ下さい。お忙しいとは存じますがどうかアドバイスのほどよろしくお願いいたします。