原 節郎 先生からの回答
こんにちわ。人によりいろいろな考え方がありますのでこれが一番といったアドバイスが出来ませんが少なくとも麻酔に関してはそちらの先生のおっしゃるとおりだと思います。ただ歯石除去により僧房弁閉鎖不全の進行が顕著に遅らせるかはわかりません。歯根から進入した細菌により心内膜に炎症が起きたことも原因のひとつではありましょうが小型犬の多くが10歳前後で僧房弁閉鎖不全を起こすます。それは薬を飲み続けてコントロールしていきます。ALPの値はとりたてて気にしなくても良いのではと考えます。歯石除去については飼い主様の考えによります。参考になるかどうかわかりませんが私の意見です。
2007/06/06 11:26 参考になった! 0
投稿者 とつこ さん からの返答
ありがとうございます。歯石除去については、病気の進行を遅らせる目的で行うといった説明を受けておりましたので、目的よりもリスクの方が高いように私自身が思っている以上、やめておこうと思います。大変参考になりました。
2007/06/13 11:26
心臓弁膜症の子の麻酔について
はじめまして。チワワ15歳の子が2年程前から「心臓弁膜症」で薬を飲み続けています。症状は朝方と家族の帰宅時など、少し興奮した時に吐くような咳をします。最近は、夜中や昼間はほとんど動く事がなく、寝てばかりです。
2ケ月程前、引越しにより、それまで通院していた病院へ通う事が困難となり、転院しました。以前の病院でもらっていた薬は粉砕された状態で処方されていたので、薬名は不明ですが、転院先の病院では「エースワーカー」と「フロセミドと袋に書かれた利尿剤」を処方してもらっています。
転院先での初めての診察時に、歯石についての説明があり、長年の歯石の悪影響で心臓弁膜症(その他の病気も含め)の症状が悪化するとの事でした。
歯石除去には麻酔が必要な事は知っていましたので、うちの子の年齢や心臓の事もあり、歯石除去にはリスクが高すぎるのではないかと伝えましたら、
「最近の麻酔は昔に比べ格段に進歩しています。また、吸引麻酔で吸入量のコントーロールができるので安心ですよ」との説明でした。
丁寧に説明してくれる先生でしたので、その方向で治療を進めようという事になり、血液検査をした所「ALP」という検査項目の数値が正常値の倍以上でしたので、2週間薬をのんで様子を知らせてくださいとの事でした。
2週間後、咳の状態に変化がなかったのでエースワーカーを1日1錠から2錠にして再度2週間様子を見ました。気候のせいもあったかもしれませんが、咳が少し良くなったので、その時点で再度血液検査をしました。数値は若干下がっていましたが、それでも正常値とはほど遠く、歯石除去をする為に、これから2週間毎の通院と1ケ月毎の採血をする方向のようです。
私としては、うちの子は臆病な性格なので2週間毎の通院によるストレスや、採血時のストレスが心配な事、また、そこまでして通院して、仮に数値が下がったとしても、リスクを伴う麻酔をかけて歯石除去をするメリットが本当にあるのか、少し疑問に思い始めています。
現在通院している病院の先生は麻酔については100%とはおっしゃいませんでしたが、90%以上安全ですと言われました。
また、歯石除去をする事で病気の進行も遅らせる事ができるとの事でした。
15歳という高齢で心臓の病気がある子なので、素人の考えでは麻酔をかけて歯石除去をしなくても、薬を飲み続ける事で落ち着いて生活できればと思ってしまうのですが、一方、本当に病気の進行を遅らせる手段として最適なのであれば、そうした方が良いのか迷っています。
大変長くなり申し訳ありませんが、ご意見をお聞かせ頂けますでしょうか。