是松 壮一郎 先生からの回答
こんにちは、オキさん
犬の乳腺腫瘍の悪性率は50%程度ですが、猫の乳腺腫瘍はその95%が悪性といわれるほど悪性率が高い腫瘍です。特に転移性の高い腺癌の割合が高いのです。今回のカナちゃんの腫瘍も悪性の可能性を充分に考えて対応を考えていかねばならないでしょう。
ただ、年齢的に16歳である事を考慮すると、今回の担当獣医師のような判断をする事もあります。
全身の状態や腎機能、肝機能等から判断して、「身体に負担のかかる手術はしない」というのも、また正しい判断だと思います。
また、先ほどの悪性の腺癌の可能性が高いという事を考えると、例えば負担の少ない腫瘍組織だけの摘除というのは、今回あまり意味のない手術となるだけでなく、かえって腫瘍の転移を早める事にもなりかねませんのでお勧めは出来ません。
なかなかこれといった決め手となる情報を提示出来ないのが申し訳ありませんが、参考になれば幸いです。
どうぞお大事になさってください
2007/06/22 09:59 参考になった! 0
投稿者 オキ さん からの返答
回答ありがとうございました!
ただ単純に手術すれば良いと言う訳では無いのですね・・・。
やはり年齢を考えると仕方ないのかも知れませんね。。。
2007/06/29 09:59
蓮井 良太 先生からの回答
オキさん
猫の乳腺腫瘍は悪性の乳腺癌である可能性が高いのは事実です。
まずは胸のⅩ線検査をして明らかな肺への転移像が確認できるかどうか調べてもらうことと、血液検査などで他の臓器に問題がないかを調べてもらうことが大切だと思います。
その結果、手術をするよりも経過を見たほうが良い場合も確かにあると思いますが、現段階で様子をみることが良いとは思いません。
セカンドオピニオンを求めて近くのほかの動物病院の先生に相談してみてはいかがですか?
2007/06/22 21:21 参考になった! 0
投稿者 オキ さん からの返答
回答ありがとうございました!
僻地ですので近場に獣医さんが少なくて困ってます・・・。
車での移動も大量に毛が抜けて可哀想ですし。。
さかりが終わったら別の獣医さんに連れて行ってみようと思います!
2007/06/29 09:21
乳癌について
初めまして。
何かアドバイスを頂きたいと思いまして質問させて頂きました。
先週、触診で乳癌の兆候が有ると診断されました。
こちらが『手術や投薬は有るのでしょうか?』と聞くと『高齢だし腫瘍が大きくなる前に寿命が来ると思うし、高齢での手術は大変』
と言われました。
このまま様子を見た方が良いでしょうか?