尿検査や超音波検査などの結果が分かりませんが、CREの値に異常が現れてくれば、腎臓の残存する機能は、健康時の1/3以下に低下していると推定されます。
腎臓は沈黙の臓器と言われ、明らかな症状が出てくるのは、腎臓機能が1/5から1/10程度に低下してからです。
一度壊れてしまった腎臓組織は、治療しても機能は回復しません、悪化の進行を抑えることが大切であり、食餌管理が重要になります。蛋白質に気を付ける程度の通常の食生活では、不十分ではないかと思います。
検診の間隔は、検査の数値や症状によっても異なります、主治医の先生とよくご相談下さい。
2007/11/13 10:21 参考になった! 0
投稿者 eizi18 さん からの返答
飯田先生、早速のアドバイスありがとうございます。
腎機能に関してのんびり構えておりました。早速病院にいき、主治医の先生に指示をいただこうと思います。
この度は本当にありがとうございましたm(_ _)m
2007/11/20 10:21
是松 壮一郎 先生からの回答
こんにちは、eizi18さん。
クレアチニン(CREA)は腎機能の主にろ過能力を測るための指標となる数字ですが、年齢とともに腎機能が衰えると、少々高くはなってくる数値です。ただ、2.7ということですと、腎機能も落ちていると判断すべき数字だと思いますので、それらの衰えた腎機能をカバーするためにも今回処方された薬を使用し始めた方がいいでしょうね。
今回の「黒い粒様の腎臓の薬」というのは、おそらくは活性炭のような吸着剤だと思いますが(薬名:クレメジン等)、体内への吸収はほとんど無く、慢性腎不全の初期的な治療としては適した薬ですので、便秘などの既往症がなければ積極的に使っていただいていいと思います。作用としては、本来尿で排出されるべき毒性物質(毒素)を吸着して便とともに排出することによって、血液中の毒素の上昇を防ぎます。
先ほども述べたように、便秘を引き起こしやすいので、便秘の既往症のある場合はよく観察をしながら投与量を調整しなくてはいけませんが、それ以外は副作用というのはあまりない薬ですので15歳と高齢のチコちゃんにも使いやすい薬だと思います。
血液検査は、だいたい1ヶ月ほど続けたところで、クレアチニン値を調べるといいのではないかと思います。
ただし、そこで数字が良くなっていても、腎機能そのものはあまり復活することは無いので、薬は継続しての投与が望ましいことと思います。
蛋白質の給与の制限など、よく気を使っていらっしゃるようですので、もっともっと長生きしてくれることと思います。
参考になれば幸いです
どうぞお大事になさってください
2007/11/13 11:41 参考になった! 1
投稿者 eizi18 さん からの返答
是松先生、早速のアドバイスありがとうございます。
腎機能について呑気に構えてました。また、薬が黒かったので副作用を少し心配して服用をためらっておりました。是松先生の詳細な説明で薬の作用がわかり、早速服用させます。
チコが一日でも元気に暮らせるよう、精一杯のことをしたいと思っております。
また、アドバイスを請うこともあるかと思いますが、是非よろしくおねがいします。
今回は、本当にありがとうございましたm(_ _)m
2007/11/20 11:41
猫の腎障害について。
我が家のチコ(雑種・メス・不妊手術済)も無事15歳と半年を迎え、元気に暮らしているのですが、先日、血液検査を受けたところ、腎障害を示す数値、「CREAが2.7と少し高いですが、本格的に治療する段階ではない」と診察していただき、一応ということで、「黒い粒様の腎臓の薬」を処方していただきました。やはり、しっかり飲ませて治療した方が良いのでしょうか?また、普段の食生活としてタンパク質を摂り過ぎないように心がけているのですが、それ以外に心がけることはありますでしょうか?また、その効果を計るためには次の診察はどのくらいの日数をおいて病院にかかったらよろしいでしょうか?
是非、アドバイス・ご指導のほどよろしくおねがいします。
下記は他の数値です。
赤血球数・814万 白血球数・10600 HT・39.8 Hb・13.2 ALT・25 ALKP・31 BUN・36 CREA・2.7 GLU・108 TP・7.3 Alb・2.8 Glb・4.5
どうぞよろしくお願いします。