是松 壮一郎 先生からの回答
こんにちは、優輝さん
フィラリアの予防薬は、基本的に体内に入って1ヶ月未満のフィラリア子虫を殺すように出来ています。ですので、11月12日に服用した薬は10月12日から11月12日までの間にテイル君のからだに入った子虫を殺すことが出来ますが、10月11日以前の感染に関しては無効ということになります。
ただし厳密に10月11日以前の感染子虫に関しては効かないのかというと、そうではないのです。
蚊の体から犬の身体に入り込んだ感染子虫(第三期子虫)は脱皮をして、第四期子虫、さらに第五期子虫→成虫になるのですが、薬は、第三期子虫と第四期子虫を殺すことが出来、この時期を逃すと、予防薬では殺すことが出来なくなります。犬の身体に入った第三期子虫が薬の効かない第五期子虫にまで成長するのが、最短で一ヶ月ほどなので、予防薬も一ヶ月毎の投薬となっているのです。
そして、子虫の成長スピードも個体差があり、第五期子虫になるのに2ヶ月、3ヶ月ほどかかる子虫もいます。
ですので、テイル君の身体に入った子虫も成長が遅ければ、9月くらいの感染子虫も殺せている可能性はあるということです。
(もちろん、このことに過剰な期待は出来ませんが)
感染しているかどうかはフィラリアが成虫になっていないと判明させる方法はないため、7-8ヶ月後、テイル君の場合であれば、来年の4月以降でないとはっきりはしないと思われます。
服用が遅れてしまったことは、残念ですが、予防しなかったからといってすぐに病気になり症状が出る事はまれです。
あまり気になさらず、来年の春に血液検査をきちんと受けて、その後の感染を防ぐようにしてあげてくださいね。
参考になれば幸いです
どうぞお大事になさってください
2007/11/15 19:04 参考になった! 0
投稿者 優輝 さん からの返答
お忙しい中、とても丁寧なアドバイスをありがとうございます。
私が知らなかったことも書いていただいたので、本当に感謝しています。
すぐに病気になるわけではないということで、安心しました。
来年から毎月しっかり予防したいと思います。
とても参考になりました。
ありがとうございました。
2007/11/22 07:04
橋本 祥男 先生からの回答
残念ですが、方法はありません。
感染していたらどうなるのだろう、
来年に結果が判るまでに、何かあったらどうしよう。
こういった不安をお持ちなのだと思いますが、
フィラリア症というのは寄生虫による病気です。
寄生虫も生き物ですから、成長します。
犬の体に入った虫の幼虫が成虫に成らないと、
検査で確認が出来ないのです。
そして、成長段階の幼虫が居ても、
一般的にワンちゃんには、何も症状などは出ません。
ですから、今は心配しても仕方が無いので、
来春の検査の頃まで、お待ちください。
フィラリアの薬は安全です。
それは、ある程度成長した虫には効果が無いくらい、
弱い薬だからだと、認識して頂くと、
今回の投薬で、先月以前の感染幼虫を殺せないという事が、
ご理解いただけると思います。
一ヶ月というのが、確実な安全リミットです。
2007/11/16 15:12 参考になった! 0
投稿者 優輝 さん からの返答
多忙の中アドバイスありがとうございます。
投薬しなかったことを深く反省し、来春検査をして、最善を尽くしたいと思います。
2007/11/23 03:12
フィラリアの薬を投与していませんでした
はじめまして。アドバイスよろしくお願いします。
パピヨン オス 5ヶ月のことなのですが、フィラリアのお薬を投与していませんでした。そのことに関しては取り返しのつかないことをしたと深く反省しています。
今日(11月12日)、動物病院に行ってお薬をもらって飲ませたのですが、それ以前に関しては来春にならないと感染しているかどうかわからないと言われました。
でも、とても心配なのです。
なにか感染しているかどうか調べる方法はないのでしょうか?
それと、今日飲んだ薬でそれ以前の子虫は駆除できないのでしょうか?
ちなみに、初めて散歩に出たのが9月です。
それからは雨の日以外毎日散歩に行ってます。室内飼いです。
アドバイスよろしくお願いします。