橋本 祥男 先生からの回答
膝蓋骨脱臼で、頻繁に症状が出ているようですから、
手術をするべきだと思います。
理由としては、かばい続けていると、
その足の筋肉が萎縮してしまい、
全く使わないか、使えなくなる可能性があるという事と、
記載されている状況からは、
更に悪化する可能性が高いと感じるからです。
先に書きましたように、筋肉が萎縮した状態では、
手術後のリハビリもうまくいかないので、
ながい間、患ってからの手術より、
早めに決断した方が治りが良いと思います。
サプリメントでは治る事はありません。
体重の減少は足にかかる負担が減るので、
現在の正常側を保護する意味合いはあるでしょうが、
患肢側を改善する意味は少ないと思います。
膝蓋骨の脱臼の手術は、やっていない獣医師も多く、
誰がやっても同じ結果が得られるわけではないので、
依頼する場合も、良く考えて依頼してください。
現状維持を希望するか、
治療と回復を望まれるか、
飼い主さまの希望が、どのあたりにあるのか、
それによって、治療法が決まってくると思います。
2008/01/26 12:31 参考になった! 1
投稿者 shura さん からの返答
橋本先生、お忙しい中ありがとうございます。
とても参考になりました。
手術は恐いのですが、よく考えてみます。
2008/02/02 12:31
泰間 喜和 先生からの回答
こんにちは、shuraさん
膝蓋骨脱臼の手術の判断には
飼い主さんとしては大変迷うところだと思います。
またフレンチブルという犬種の性格を考えましても
手術後に運動制限、体重管理等、気をつけなければ
いけない事が多いように思います。
今の時点でお話できるのは
脱臼している足とは逆の
右足への負担の問題(体重管理もその中に含まれます)、
左足に体重を乗せないのは
「左足に痛みがある為、体重を乗せないのか、
膝の構造上の問題で体重を乗せることが困難なのか」と
いう点をはっきりさせるためにも
もう一度、先生と良く話し合ってみてはいかがでしょう?
内服薬等でコントロールできる痛みであれば手術をしない、
構造上の問題であれば手術をする
という選択肢もあるかと思います。
2008/01/26 12:45 参考になった! 0
投稿者 shura さん からの返答
泰間先生、お忙しい中ありがとうございます。
両足共ゆるい様なので、右足への負担は心配です。
もう一度よく考えてみます。
ありがとうございました。
2008/02/02 12:45
膝蓋骨脱臼の手術をするべきか迷っています。
こんにちは。膝蓋骨脱臼の手術についてお聞きしたいと思います。
現在6歳のフレンチブルです。
1歳の時、遊んでいて急に鳴いて足を上げました。
膝蓋骨脱臼と診断され、グレードについては聞いた事はないのですが
●歩行は常に、左足がビッコで、スキップしている状態です。
(自分ではめている様です)
●左足を曲げる時、ポキッと鳴る事があります。
●動きは激しい方ですが、一歳で鳴いて足を上げた時以来、
多少遊んでも特に痛がる様子はみられません。
【かかりつけの病院では】
手術をしない方針で、プロモーションというサプリメントと体重・運動制限という診断でした。
診察は四つ足で立たせたまま膝を触診して、「今は、はまっている」
レントゲンを撮った状態でも「今は、はまっている」と言われました。
【二つめの病院では】
レントゲンは撮っていませんが、
先生が、足を後ろに伸ばした状態で触診(膝をはずして)
「すぐ外れますので、膝がゆるいですね」と言われました。
手術をした方が良い。との診断。
手術法は、針金で留める手術を勧められました。
二つの病院で全く違う意見だったので、迷ってしまいました。
私は、あまり手術をしたくない考えなのですが、
常にスキップ状態で、膝が何度も外れる事で負担がかかり
将来歩けなくなったらと思うと恐いです。
このような『痛みは無いが、常にスキップ状態』でも、
今後手術をせずにいくことは可能なのでしょうか?
ご意見をお聞かせいただけたら・・・と思います。
よろしくお願いします。
長文失礼致しました。