だいじょうぶ?マイペット

かゆみのないアトピー性皮膚炎

質問カテゴリ:
皮膚の異常 / 食事、栄養について

対象ペット:
/ フレンチブルドッグ / 性別不明 / 年齢不明

質問者:
千葉県 / ポポさん

 
2008/07/12 16:22

はじめまして。現在、通院中ですが、いろいろと不安な点があるため、質問させてください。わき腹や後頭部、お尻等に発疹、フケ、脱毛があり、08年4月より通院中です。当初の皮膚の検査からは、真菌や細菌は見つかりませんでした。また、かゆみもなく、発疹の箇所がアトピーの好発部位ではないため、アトピーの可能性も低いとのことで抗生物質の投与とシャンプー(週3回程度)による治療をはじめ、一旦はよくなってきました。しかしながら5月初旬に、また発疹が出てきたため、5月下旬よりステロイド(プレロン)と抗生物質(バイトリル)の投与をはじめると皮膚の状態は非常によくなりました。その後、徐々に減薬しましたが、1日プレロン4分の1錠にしたら、肉球の間や口のまわりが少し赤くなってきたので、現在ふたたび当初の投与量を与えています。(アレルギー検査をしたところ、いろんなものに陽性、疑陽性を示したため、現在、療法食(ウォルサム)を与えています。)
質問
・先生は、ステロイドでよくなってきており、その他の原因が見当たらないためアトピー性皮膚炎だろうと仰っていますが、かゆみのないアトピーなどあるのでしょうか?
・アレルギー検査から、食べられるものが少ないので、ローテーションはせずに同じ療法食を与え続けて、それが食べられなくなったら、次のフードを与えるようアドバイスされましたが、本当にローテーションさせなくてよいのでしょうか?

 先生のおっしゃるとおり、私もF.ブルドックは他のワンちゃんと少し異なる印象を持っています。
アトピーや食物アレルギーのF.ブルドックは通常の好発部位に加えて、お尻や大腿部の外側、背中などに発疹、フケ、脱毛を作るのが特徴です。

 また、一般にかゆみのないアトピーはないと言われますが、F.ブルドックはどうもこれに当てはまらないときがあります。
アトピー性皮膚炎には診断基準があるのですが、この基準でアトピーと診断したF.ブルドックであっても、抗生剤で治療したあと、かゆみや発疹が一旦完全になくなることがあります。
 特に食事療法を併用しているときにこのようなことが起こるので、アトピーと食物アレルギーを併発している状態と私は考えていますし、実際にアトピー性皮膚炎のF.ブルドックに食事療法が有効なことも多いです。
もちろん、アトピーが悪化する季節であれば、このような状態は数ヶ月と持ちません。
ただ、悪化する季節中に、短期間だけですが、かゆみがない時期が来ることがあるように思います。
これはアレルギーのコップという考え方で説明がつくのではないでしょうか?
アレルギーのコップについての詳しい説明は当院HPにありますので参考にして下さい。

 次に食事のローテーションについてのご質問です。
私はローテーションは必要ないのでは?と思っています。
品数を増やせば、それだけアレルゲンに接する機会が多くなります。
 もし、どうしても品数を増やしたい、種類を変えたいというときは、何に対してアレルギーを起こしているかをもっと厳密に調べていくことが必要です。
その方法は、除去食試験や負荷試験などが一般的です。

投稿者 ポポ さん からの返答

お忙しいところ、ご丁寧にご回答いただき誠にありがとうございました。どこを調べてもかゆみのないアトピーの情報はありませんでしたし、アレルギー対策として食事のローテーションが推奨されておりましたので不安を感じておりました。今後もかかりつけの先生に相談しながら治療していきたいと思います。どうもありがとうございました。

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