だいじょうぶ?マイペット

シュウ酸カルシウム結石について

対象ペット:
/ トイプードル / 性別不明 / 年齢不明

質問者:
岡山県 / yuririnさん (この方の過去の質問 3件)

 
2009/11/30 15:54

こんにちは。トイプードルの2歳オスです。
1年前に血尿から膀胱結石が判明しかかりつけ医にて手術を行いましたが摘出できず、他の病院を紹介され、無事摘出されました。石の成分はシュウ酸カルシウムでした。その後ウオルサムPHコントロールのみの食事で過ごし定期検診で4.3mmの結石が膀胱に見つかりました。医師はこのままウオルサムPHコントロールを続け、石が大きくなったらまた手術かな(毎年!?)、とのことでした。尿のphは6.0~6、5です。かかりつけ医はヒルズのu/dを考えていたようですが、自分は手術を失敗してしまい他の医師を紹介したので紹介した先生の言うようにしてください・・というかんじでした。
シュウ酸カルシウム結石であればヒルズu/dのほうがよいのではないでしょうか。またVB6などは粘膜強化によいと聞きますがいかがなものでしょうか。最近はカルシウムも食べさせるほうがよいといわれているようですがどうでしょうか。
体質というのもあるとは思いますがまず犬のことを第一に考えたいと思います。アドバイスをよろしくお願い致します。

 シュウ酸カルシウム結石の原因はカルシウムの過剰摂取ではございません。原因はシュウ酸の過剰摂取・ビタミンC・体質です。
 昔の本ですとカルシウムの制限が書かれている物がございますが、最近は見直されてきております。
 食事中から血中に吸収されたシュウ酸は体に害がありますので腎臓で尿中に排泄されます。尿中のカルシウムとシュウ酸が結合して非常に溶けにくい安定したシュウ酸カルシウム結晶が腎臓内や膀胱内などの尿路に形成されてしまうのです。
 ですので重要なことは腸からシュウ酸が吸収される前に腸管内でカルシウムと結合させてしまう事です。適度なカルシウムを摂取することはとても望ましいことです。
 シュウ酸はだんとつでバナナなどの果物に多いです。また、十字花植物と言われるキャベツやブロッコリーや大根などの葉物やホウレン草やチンゲン菜にも多く含まれます。手作り食を与えている時にはご注意ください。
 犬は体内でビタミンCの合成が出来ますので、過剰なビタミンCはシュウ酸カルシウム結石の成長を助長してしまうのでサプリメントで与えないようにしてください。

 処方食に話を戻します。ロイヤルカナンのPHコントロールはシュウ酸カルシウム結石症に対応しております。ヒルズのU/Dが良いのは言うまでもございません。後は好みの問題だと思います。
 ただし、どちらにしてもシュウ酸カルシウム結石の成長をある程度抑制することはできても、完全に阻止することも溶かすことも処方食では不可能です。残念ながら成長してしまった時には手術をせざるを得ないのが実情です。

 水分を多く取らせる事と、こまめに排尿させることも重要と考えられます。心がけてみてください。水を飲まない子の場合にはフードを水でふやかすとよいでしょう
 お大事にしてください。

投稿者 yuririn さん からの返答

とても詳しいご返答ありがとうございました。少しでも負担を軽減させてやるべく私も努力してやろうと思います。
お忙しいところ本当にありがとうございました。

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