だいじょうぶ?マイペット

水晶体硬化症、未熟性皮質白内障、急激の失明

対象ペット:
/ シーズー / 性別不明 / 年齢不明

質問者:
長野県 / moko111さん (この方の過去の質問 1件)

 
2010/05/06 18:46

はじめまして。アドバイスを頂きたいと思いまして質問させていただきました。シーズーヨークシャーテリアミックス犬、オスで、もう直ぐ11歳になります。

少し長くなってしまい恐縮ですが、どうぞよろしくお願いいたします。
今年の初め頃までは、赤いボールを追っかけて走り回るほど快活な犬でした。
しかし、三月下旬くらいからなんとなくボーっとしたり、
ボールで遊んでいても、見失うことが多くなってきて変だと思っていたのですが、
ここ10日間くらいのうちに、特に家の中で小物に当たるようになり、
目が見えにくいということが分かりました。そして、連休中には多分ほとんど見えなくなってしまいました。一週間前までは、まだ私たちの顔を追っていたのです。


4/29日に近くの病院に行ったところ白内障のようだと言われましたが、
その時点では病院に設備がなく、それ以上の検査ができないとのことで、
もう少ししっかり診ていただける県内の病院を教えていただき、
その際の診察結果は、身体全体はしっかりしていますとのことでしたが、
血糖値が66で低めでした。

この時点では、まだある程度分かるようで、
人の顔を見たり階段も上ったりして、まだ見えている様子でした。

5/1日眼科のある動物病院に行き診てもらったのですが、
そこでの診断では、「水晶体硬化症」と「未熟性皮質白内障」とのことでした。その時点では、粒の薬と点眼薬をいただきました。薬の名前は、教えていただけませんでした。オレンジ色のやわらかい粒の薬を二錠ずつ朝晩、とオレンジ色点眼約を一日三回と言うことでいただきました。また、5/3日の緑内障の眼圧検査は通常でした。

涙は、気になるほどは出ません。身体や頭をなでてもとくに嫌がりません。
また、眼をこすったり痒がったりはしないようです。

性格は、明るく甘えん坊で気が小さいです。
今までは、食事はそっちのけでボールで遊ぶ運動が大好きだったのですが、
一~二ヶ月近く前から急に食欲が出てきて、倍近く食べるようになり、
体重は、通常5.3Kg位だったのが、今7.6Kg程になっていまして、
少しずつフードの量を減らし、フードの種類も固めに換えているところです。今(5/6日現在7.3kg位)担っています。
体重が一番多かったと思われる4月初め頃に5回ほどお漏らししたことがありましたが、 これは急に食べ始め太ったためかと思います。現在は大丈夫です。急に食べたがるようになったのは、眼のストレスが原因か、それとも他に原因があるのか、気になります。
また、時々(月に1~2回ほど)黄色い液を少し吐きます。

・ 狂犬病の注射を4/5日に行いましたが、この後さらにおかしくなったような気がします。

・散歩の際草むらに顔を突っ込んだりして用を足します。散歩コースには色々な犬や狐などの動物もいます。


ここ10日ほどのうちに急に全く見えない様になってしまいました。特に、検査に連れて行った後位からです。これほど急に悪化するものでしょうか?10日前位には、段数の多い木の階段をどんどん登るほどに見えていたのです。

眼以外からの影響があるのか、病院では、検査をしてみなければというだけで、手術をしても100%回復はできないでしょう。とか、他に原因があるか心配なら、脳や内臓の検査も専門の医師に検査してもらわなければ分かりません。と冷たい対応で、どうしてよいか、検査や施術にはその費用もかなりだと言われ、家族の一員で苦楽を共にしてきた愛犬の為、ご相談をさせていただきました。どうぞよろしくお願いいたします。

白内障」は水晶体の中心部(核)や皮質の混濁の程度により、初発白内障、未熟白内障、成熟白内障、過熟白内障と分けられます。初発白内障は光を通さない白濁物質が水晶体の周辺部にあって、ほとんど視力に影響しません。 この白濁が中心部まで進んだ状態を未熟白内障といいます。水晶体全体が白く見えますが、光の通過は70%程度は維持されていますが、 50%以下に低下しますと、飼い主が気付く程度まで、視力障害が次第に進んできます。糖尿病の原因としては加齢現象、遺伝的素因、糖尿病、副腎皮質機能亢進症(クッシング症候群)、偶発性あるいは頭部強打による水晶体脱臼等があり、それぞれの検査で原因が判れば、原因療法を実施します。

内科的には、グルタチオン等の抗酸化剤を組み合わせたオクルベットという点眼製品がアメリカでイヌ用の白内障治療剤として市販されていまして、個人輸入で使っています。30例ほど適応して、数例に視力が回復した症例があります。

白内障に外科手術は80%の確率で視力が回復します。10眼手術すれば8眼は視力が回復するという意味です。回復しない症例は、術後に起こる、眼内炎(虹彩炎)や緑内障の為です。

核硬化症は視力には全く影響しません。いわゆる老眼です。でも核硬化症が観察できるという事は、水晶体の白濁がそれほど進行していないのかもしれません。

網膜の変性や、脳の視覚野に異常があれば視力は失われます。外科手術に先立って、網膜電位図やMRI検査が必要な症例もあります。

処方された薬物については飼い主は詳しく説明を御聞きになって下さい。これは飼い主の権利です。獣医師は説明する義務があります。また、今後の経過や、それに伴って治療はどう変化するのかもお尋ねになると良いでしょう。

投稿者 moko111 さん からの返答

ご回答を頂きまして、本当にありがとうございます。病名の内容も詳しく教えていただきましてありがとうございます。検査をして手術ということになった場合の回復の割合もよく分かりました。薬の名前も病院にもう一度お聞きしてみます。

詳しい検査や手術となった場合、どのくらいの費用がかかるものでしょうか?また入院等も必要になるのでしょうか?信頼できるお医者様にお願いしたいと思っていますが、やはり近くの方がよいでしょうか?何度も申し訳ございません。

急激に見えない状態になった為、愛犬自身も戸惑っている様子で、慣れている家の中でも家具に当たったり、またボーっと佇んでいることが多い毎日です。散歩に出ても途中で不安になるのか迷ってしまうのか、何分も佇んでしまいます。ボールを追いかけることが好きでしたので、音を聞かせながら少しずつ遊ばせています。ゆっくり今の状況に慣れさせていこうと、私たちも毎日声掛けをしながら支えています。

愛犬の眼の回復ができれば本当に嬉しいです。

今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
この度は、ご回答をいただけて感謝しています。ありがとうございます。

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