教えて下さい！！

質問カテゴリ：: 背中・腰を痛がる
対象ペット：: 犬 / ミニチュアダックスフンド(ロング) / 性別不明 / 年齢不明
質問者：: --- / 非公開中の会員
: 2011/10/11 21:26

はじめまして。アドバイスを頂きたいと思いまして質問させていただきました。８歳のミニチュアダックスフントの雄を飼っています。

10月2日、いきなり元気がなくなり歩きにくそうにしていたので
地元の病院に行き、椎間板ヘルニアではという診断を受け、
ステロイド、ビタミン剤などの注射を3つして、ステロイドの投薬治療を始め5日後また来てくださいとのことでした。

5日後、薬のせいか元気もでてきて診断していただいたら
椎間板ヘルニアとのことでした。
グレードは3とおっしゃってました。
机に後ろ肢を当てたらすぐに反応しなかったので麻痺しているといわれました。

まだ手術は早いかもしれませんが考えておいて下さいと言われました。

それから3日経ちますがとても元気になり歩き方もほんの少し違和感があるかな～程度になり本当にグレード3なのか疑問に思いました。

そもそも椎間板ヘルニアかどうかも疑問です。
もしかしたら多発性関節炎ではないでしょうか。
ただ肢を捻挫しとか・・・。

血液検査も異常はなくレントゲンも骨と骨との間が本当にほんの少しだけ狭くなっているかもと診断されました。

ご意見お待ちしています。

杉浦岳先生からの回答

すぎうらペットクリニック（北海道）

はじめまして。

椎間板ヘルニアかどうかきちんとした診断をするためにはCTやMRIといった特殊な診断装置が必要で、通常一般の動物病院では検査が不可能です。また、検査に全身麻酔が必要になります。そのため、通常は症状、触診、神経学的検査、レントゲンなどから「椎間板ヘルニアの可能性が高いであろう」ということで治療を開始し、治療への反応を見て診断を固めていく・・・といった手順を取ります。

足の捻挫と椎間板ヘルニアは、神経学的検査と触診から獣医師であれば診断を間違う可能性はかなり低いと考えます（症状の出ている程度によりますが）。
また、多発性関節炎も、捻挫と似た症状が出ますが椎間板ヘルニアとは異なった所見が得られます。
血液検査の項目にもよりますが、多発性関節炎ではCRPの上昇などが見られる場合が多く、鑑別診断は可能だと考えます。

椎間板ヘルニアのグレード３は、幾つかの分類方法上がりますが通常は「足を動かすことはできるがしっかり立ち上がることはできない」状態を言います。もちろんその状態から時間がたって改善してくれば「ほんの少し違和感があるかな〜」という程度になることはありますので、それだけで判断することはできません。

椎間板ヘルニアについては、確定診断を付ける必要があるかどうか（グレードと手術が必要かどうか、症状が繰り返すかどうか・・・など）を判断し、必要なときはCTなどの特殊な検査をすることになります。主治医の先生によく相談されるといいでしょう。

2011/10/12 10:38 参考になった！ 0