だいじょうぶ?マイペット

乳腺腫瘍で肺に転移することを防ぐ、またはなにかできることは?

質問カテゴリ:
その他 / 食事、栄養について

対象ペット:
/ マルチーズ / 性別不明 / 年齢不明

質問者:
--- / 非公開中の会員 (この方の過去の質問 1件)

 
2013/02/05 11:14

はじめまして。アドバイスをいただきたくて質問させていただきました。
2月1日に病院で乳腺腫瘍だと診断されました。
腫瘍の大きさは1cm×3cmで、その下のリンパのところにもしこりがあるようです。
胸からおなかにかけて見た目ではわからないくらいの腫瘍がいくつかできているそうです。
レントゲンを撮ったところ、肺が少し白くなっていたのですがそれが腫瘍の転移かはわからないそうです(小さいので)。
腎臓は健康だったので手術は可能らしいのですがもし肺の白いのが腫瘍の転移だった場合、元の腫瘍をとってしまうと肺に転移した腫瘍の成長が早まってしまうと言われました。
仮にそれが腫瘍の転移じゃなくても、肺になんらかの異常があることは確かなので手術時の麻酔で呼吸困難になる可能性があるので手術は強くは勧められないと言われました。
今担当の獣医さんが免疫力を高めるきのこエキスを頼んでくれています。
それを飲ませながら1ヶ月様子を見て、1ヶ月後にもう一度検査するようです。
この1ヶ月の間にきのこエキス以外でなにかできることはないのでしょうか?
肺に移転していない場合、肺の移転を防ぐことはできないのでしょうか?

はじめまして。心配ですね。

猫の乳腺腫瘍は90%以上の確率で悪性腫瘍とされています。肺に転移がない場合でも、乳腺腫瘍自体を切除してしばらくすると肺に転移が出てくることもあります。これは「手術をしたから」ではなく、手術をしてもしなくてもいずれ肺に出てくるという意味です。
最もいいのは、できるだけ若いうち、発情が来る前に避妊手術をすることです。これにより乳腺腫瘍の起こる可能性を、手術しなかった時の1/20くらいに減らせることがわかっています。しかし残念ながら避妊手術を早期にしていても乳腺腫瘍になってしまうことはあります。

猫の乳腺腫瘍では、肺転移で呼吸が苦しくなったりいろいろな問題が出るよりもずっと前に、乳腺腫瘍自体がどんどん大きくなって自壊(破れて出血したり、それを舐めて傷が可能したりする状態)することが多く、それによりQOL(生活の質)が低下してしまうことがよくあります。肺への転移はレントゲンで確認できるものが存在してもそれが呼吸を悪化させて命にかかわるのは少し時間がかかります。

このようなことから、手術をするかどうかは「肺転移で命にかかわるような症状が出るのはどのくらい先か」「それまでの間乳腺腫瘍が自壊する可能性があるか」によって変わります。肺転移が進行した時に乳腺腫瘍が自壊してもその時点で全身麻酔ができなくなってしまっていたら、いつまでも痛みの続く乳腺腫瘍をぶら下げていなければならなくなってしまいます。

残念ながら、いろいろなことをしても肺への転移を完全に防ぐことは難しいでしょう。転移の可能性を減らすことも考えなければなりませんが、それよりも乳腺の腫瘍が痛みや苦痛を伴ったものにならないようにということも考えてあげなければなりません。この辺りはかかりつけの先生とよく相談して考える必要があります。

いい方法が見つかることを願っております。

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