井上 平太 先生からの回答
今晩は。ラタノプロストは白内障には無効です。しかし、処方された理由を推察する事はできます。眼圧は測定したのでしょうか?
緑内障を併発している・正常眼圧緑内障と推定している・白内障に手術の準備のための点眼・本当に処方間違え・・・などが考えられます。そのあたりはむしろ率直に担当獣医師に聞き直した方が良いのではと思います。
先ずラタノプロストの副作用ですが、特にほかの点眼薬と比べて副作用頻度が多いわけでも副作用が強いわけでもございません。
人間のように数年にわたり使っていると、まつ毛が長くなったりアイリッジの色が濃くなり化粧したようになります。この副作用はひそかに喜んでいる人もいます。まれに虹彩にシミができるので日本人は目立ちませんが白人やシベリアンハスキーは目立つかもしれません。
網膜の視神経が高眼圧により悪影響を受けて視力低下するのが一般的な緑内障ですが、正常眼圧緑内障では正常でも視力や視野が悪化しますので正常値の下限までこの薬で眼圧を下げて、さらなる悪化を防ぎます。正常眼圧緑内障は黄色人種に多いとされております。
そこで考えられる事は今回の事例を正常眼圧緑内障と推定しているのではないかという事です。だとすればラタノプロストで視力の悪化を抑えられる可能性がございます。シベリアンハスキーは正常眼圧緑内障犬種であり、それにより中年期以降に視力低下が起こるという仮説を立てている獣医師もおります。しかし、教科書上はまだ認められておりません。
主治医の先生は最先端の仮説に基づいて少しでも可能性のある治療を試みておられるのではないでしょうか。お大事にしてください。
2016/11/14 23:44 参考になった! 0
投稿者 メグ さん からの返答
回答ありがとうございます。
担当獣医さんには、緑内障と言われたこともないので、眼圧の検査もしていません。
手術のお話も聞いていません。
今週、病院へ療養食を買いに行くのでその時聞いてみます。
今回、視力の悪化を抑えられる可能性があると聞いて、少し安心しました。
最先端の治療法を施して下さっているとしたら、申し訳ないくらい涙が出るほど嬉しいです。
又、この点眼薬を、夜の寝る前に一滴ずつ点眼すると、白目が少し充血して、それまでの眼球の白濁が一時的に無くなり、茶色が多くなっている様な気がします。
見え方の反応は、日中と変わらずシルバー系は見えませんが、手を動かすと目で追える感じです。
それは朝になれば、充血が無くなり黒目が白くなっています。
この現象は正常ですか?
重ね重ねの質問ですが、宜しくお願いします。
2016/11/15 00:58
再び 井上 平太 先生 からの回答
白内障は眼球の中のレンズの白濁です。もしも角膜と言う目の表面が不透過になっているのであれば、それは角膜炎・角膜ジストロフィー・ドライアイなどを疑わないといけません。ただ、これは拝見していない私には何とも申し上げられません。
2016/11/15 23:49
投稿者 メグ さん からの返答
ありがとうございます。
明日、病院に行くので詳しく聞いて来たいと思います。
色んな可能性を信じて、何とか痛みが出ない事を祈って、前向きな気持ちでこれからも支えていこうと思います。
2016/11/16 00:07
糖尿病からの白内障点眼薬について
糖尿病と診断され、ロイヤルカナンの療養食と血糖値を下げる飲み薬と、目が白っぽくなってきたので、カタリンK点眼薬を処方され2ヶ月程点眼していました。
症状が進行し、暗い場所とシルバー系の物が見えにくくなり、
ラタノプロスト点眼液0.005%を新たに処方されました。
副作用などを調べるためにネットで検索しても、白内障の点眼薬としては検索されず、緑内障・高眼圧症治療剤などとしか出てきませんでした。
かかっている獣医さんを信用してないわけではありませんが、
副作用が多く、白内障とも書いてないお薬だったので不安に思いました。
点眼していても大丈夫でしょうか。
宜しくお願いします。