井上 平太 先生からの回答
狂犬病ワクチンの効能書には混合生ワクチン接種から1か月あけて接種するように書かれております。しかし、狂犬病ワクチンは不活化ワクチンですので、狂犬病ワクチンの後は1週間ほどあければ混合生ワクチンを接種できます。
2回目のワクチンが90日齢前ですと、まだ母子免疫が十分に残っており、そのために抗体価が上がらず感染が阻止できない可能性がございます。抗体価検査を行うのも一法ですが数種類の抗体価を測定するとワクチンの数倍の費用が掛かりますので、一般的ではございません。
以前に3か月未満の子犬に2回目ワクチンを注射し、その一ヶ月後に抗体価を測定するという実験を飼い主の承諾のもとに数十例行いました。結果として数例の抗体価の上がらない子犬が発見されております。
また通常よりも遅れても3回目を注射してもブースター効果と言って抗体価はさらに増強されます。
鴻巣保健所管内狂犬病予防委員長 井上平太
2016/11/15 00:03 参考になった! 2
投稿者 ゆきだるま0220 さん からの返答
井上先生。
お忙しいところ、回答頂きありがとうございます。
3回目の接種、まだ間に合うのですね。
安心いたしました。
ありがとうございました。
2016/11/15 05:50
再び 井上 平太 先生 からの回答
狂犬病のワクチンから1週間たったら早めに混合ワクチンの追加接種を受けましょう。
安心して公園デビューをして感染症を心配せずに社会性を身に着けさせられますね。
これからの素晴らしいペットライフを祈念いたします。
御機嫌ようお過ごしください。
2016/11/16 00:00
今瀬 覚 先生からの回答
こんにちは
確かに、3回目のワクチンに関しては、親からの移行免疫の関係で90日以降に最終摂取をするのが望ましいと言われています。
狂犬病ワクチンの接種から7日目以降で混合ワクチンの接種は、可能です。
一般論ですが、2回目のワクチンから14日位で60%以上の免疫は獲得していると言われていますので、散歩に関しては考え方によると思います。
うちでは、精神的な成長の時期(90日齢位まで)に外に出すことは必要と考えて、他のわんちゃんとの直接の接触や排泄物のありそうな場所を避けて、外に出すことを勧めています。
抗体価検査は、いつでも可能ですが、それぞれのウィルスに対して費用が掛かるので、あまり検査を受ける方はいないですね。
2016/11/15 10:53 参考になった! 1
子犬のワクチン接種について
子犬のワクチン接種について質問させてください。
2016.7.15日生まれのトイプードルのメスですが、ブリーダーさんのところで、1回目のワクチン済み。
2回目のワクチンを動物病院にて接種しました。
3回目は必要ないだろうとのことで、昨日、狂犬病のワクチンを接種しました。
しかし、家族や知人から3回目のワクチン接種は必要だと言われ、慌ててネットで色々検索したところ、やはり最近は3回の接種が主流とのこと。
1回目や、2回目の接種時期にも回数が変わってくるようですが、90日前に接種した我が家の子犬は、3回接種の必要があるようです。
そこで質問なのですが、
昨日、狂犬病のワクチンを接種してしまったので、次に3回目のワクチンを打てるのは少なくとも1カ月後。
2回目と3回目の間隔が2カ月空くことになりますが、接種可能でしょうか?
抗体がちゃんとつくのか?また最初からやり直しなのかも心配です。
2回目の接種後から、お散歩デビューもしていますが、もし万が一まだ抗体ができていないとすれば、散歩はお休みしていたほうがよいのでしょうか?
抗体価検査というものがあるようですが、そちらは子犬でも検査可能でしょうか?
よろしくお願いします。
2016.7.15日生まれ
1回目 2016.9.9(54日目)
2回目 2016.10.9(84日目)