だいじょうぶ?マイペット

誤嚥性肺炎について。

質問カテゴリ:
せきやたんが出る

対象ペット:
/ フレンチブルドッグ / 男の子 / 8歳 8ヵ月

質問者:
東京都 / flower55さん

 
2021/01/02 13:35

当方は8歳のフレンチブルドッグです。

先天性の気管虚脱を持っており、3歳の時に初めて病状が現れ、 食べ物の与え方などにも注意をしていました。
以降は普段より水を飲んだ後に軽くむせたりは見られたものの、期間虚脱以外は大きな病気もなく成長しておりましたが、
2019年の11月に肥満細胞腫の腫瘍がみつかり、12月に手術をし、
それ以降はロムスチンによる抗がん剤治療を行いながら特に大きな副作用もみれず
肥満細胞腫の再発もなく順調に凄く元気に経過しておりました。

先月28日の朝8時に普段通り朝ごはんを食べ、昼過ぎにおやつを食べ、その後に乾いた咳をし始めしばらく経過を観察しておりましたが2時間もしないうちに咳がどんどん止まらなくなってしまい、
病院に搬送した時には咳が連続して止まらない呼吸するのもきつい状態になってしまいました。
病院に到着後、すぐに気管チューブによる酸素の導入が行われ同時に点滴、抗炎剤と麻酔を導入し当初は期間虚脱による喉の腫れと炎症による呼吸困難と診断をされ一晩入院し喉の腫れと炎症が収まり、酸素チューブを抜いても楽に呼吸が出来る状態まで回復するのを待つという説明でした。

その日の夜のレントゲンでは肺に影などは見受けられず、肺水腫などの心配は無い、ガスは溜まっていると言われました。そのまま入院し
翌日、麻酔を外しつつ目が覚めた状態で気管チューブを外し喉の腫れの状態を確認するという作業に入る前に更に説明を受けたところ、
再度レントゲンを撮影したところ、肺に影が見られ、誤嚥性肺炎の可能性があるとの指摘を受けました。
その後一度麻酔を弱め気管チューブを外したところ、やはり呼吸が苦しい状態が見られ再度気管チューブを導入し改めて麻酔で調節しながら様態の改善を待つ流れとなったのですが、先程外した気管チューブを確認したところチューブの中にジェル状の血の塊が見られ、誤嚥性肺炎がかなり深刻な状況である事が伝えられました。

その後様態が急変し、一時は心肺停止状態に陥り心臓マッサージで蘇生後、心臓の動きはよく脈なも安定しており投薬による肺機能の回復を希望しつつ待つ状態が続いておりましたが、
30日未明、一度蘇生後は安定していた酸素濃度も低下はじめ、人工呼吸によりどうにか呼吸をしている状態が続いた後、命を落としてしまいました。その際にはチューブに肺からと見られる出血もあり吸引を行っておりました。

先週、21日に13回目のロムスチン投薬を行ったタイミングも重なり、免疫力、自己回復力、肝機能などの低下が重なり体力が持たずにこのような結果となってしまったと説明を受けましたが、気管虚脱をもともと持っており尚且つ、誤嚥性肺炎を発病した場合はやはりこの様な早さで重篤な状態になる事は当然なのでしょうか?咳の症状が見られるまでは元気すぎるくらいに元気でしたのに未だに信じられません。

獣医師の栗尾と申します。

率直に申し上げ、担当の先生はかなり頑張られたなと感じました。
気管チューブを装着しはじめてから丸一日以上維持させることは、犬では極めて大変な労力や体力が必要となります。
このような早さとありますが、誤嚥性肺炎や抗がん剤治療中とあれば半日と持たないことが多くあります。
その中で非常に長く頑張られたとは思います。
麻酔も入れられているというのは相当な本気度がうかがえます。

想像以上に早く重篤な状態になってしまったのは当然というわけではありませんが、十分起こりえることです。何もおかしなことはありません。
何より、それだけのことをして助からなかったのであれば、どうしようもなかったかと思います。
咳の症状がみられるまでは元気だったとありますが、あくまで持病があったということです。
完全な健康体ではなかったのは明白ですので、そういう意味でも急変したとかいう話はありえる話です。

担当の先生の努力は並大抵のものではありません。本当に寝ずに対応したくらいではないでしょうか。
積極的な治療を行ってもダメなときはダメです。それは受け入れないといけません。どうしてもすべての命を救うことはできないのです。
これが、「すぐに処置してもらえなかった」「チューブを入れてもらえなかった」「レントゲンをとってもらえなかった」
ということがあれば問題視されますが、今回は何もおかしな部分はありません。

状況としては起こりえる範囲内のことであり、担当の先生の努力は本物であるとお伝えしておきます。

どうぞよろしくお願いいたします。

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konomi動物病院 獣医師 栗尾雄三

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