だいじょうぶ?マイペット

亡くなった愛犬

質問カテゴリ:
その他

対象ペット:
/ チワワ(ロング) / 男の子 / 16歳 3ヵ月

質問者:
福岡県 / クミさん

 
2021/11/07 19:45

今年の1月2日に15歳の愛犬が亡くなりました。腎臓も心臓も悪く毎月検査に通院しておりました。年末検査に行った時に、先生に心臓がだいぶ悪いね〜と言われました。どんな事を気をつけたらいいですかと先生に聞いた時に、呼吸が早くなったらすぐに連れてきてとの事でした。年が明けて1日は普通に元気で吠えたりご飯をねだったり、いつもと変わらない様子だったのですが、2日の朝、ベットから出てきた時にお腹を見たらすごい呼吸の早さで、その姿を見た瞬間に頭が真っ白になったと同時に、もうその時が来てしまったと思ってしまいました。いつものかかりつけの病院が開いてたらすぐに行ったと思います。でもその日はお正月で開いてるところは少なく、初めて行く病院でレントゲンとか色々されたら愛犬はそのまま死んでしまうんじゃないかとも思いました。愛犬は病院に通う回数が増える頃から車に乗るだけでパニックのようになってて、普段からストレスに弱い子でした。その事もあり私は、愛犬の年齢も考え、もうダメならこのまま家で看取ってあげたいと覚悟をしてしまいました。ですが、愛犬は何時間も何時間も苦しむ結果となり、土壇場になって開いてる病院を探して駆け込もうと車に乗りましたが、そのまま息を引き取ってしまいました。私は自分が間違った判断をしてしまったんではないか、見殺しにしてしまったと自分を責め続け、ネットで酸素室というものがある事を初めて今更知りました。すぐに病院に連れて行ってたら酸素室に入るんだった事を知りました。何でもっと早くから病気の事を調べておかなかったかと自分を責めて責めて、いまだに暗いトンネルから出ることが出来ずにいます。15歳5ヶ月の愛犬は、その時すぐに連れて行ってたら助かる可能性がありましたか?今更こんな事聞いてどうするのと思われるかもしれませんが、乗り越えるためにもちゃんと知りたいです。亡くなった日から10ヶ月、泣かない日がありません。後悔で苦しいです。すがる思いで、このサイトにたどり着きました。趣旨が違う質問で申し訳ありません。よろしくお願いします。

愛犬が亡くなりまだ10ヶ月しか経っていないのですから、悲しいですよね。辛いですよね。
愛犬が心不全により肺水腫を起こし呼吸困難になっていく過程を見届けたわけですから。
愛犬も立派でしたし飼主の方も立派に添い遂げました。
ご苦労様でした。狂おしい時間だったと思います。お悔やみ申し上げます。

飼主様の仰るとおり酸素テントに入れればもう数日の間、長生きできたかもしれません。
ただ、愛犬の意に反して飼主から切り離されて知らない人ばかりの中で数日延命され、おそらく入院中に死期を迎えたことでしょう。
その日に助かったと思っても、今度は入院させたことと、一人で死なせたことを後悔することになると思います。愛犬はその事を望まないでしょう。
初めて行く病院で数日辛い思いをして寂しく亡くなることよりも、最後の日を飼主とともに自宅で迎えることができたと考えて下さい。私もあなたも人の人生は別れの連続です。生まれたときに祝福してくれる人と死ぬときに傍ら居る人は別の人です。愛犬は最初から最後まであなた一人に愛され最後まで相棒としていき死ぬき、一緒に過ごせたわけです。充実した生涯でしたよね。あなたは幸せだったのですよね。愛犬も幸せだったに決まっています。

ただ、よもやペットロスを乗り越えようとは考えないで下さい。家族の死は乗り越える物ではございません。ずっと心に刻み菩提を弔いながら一生その事を引きずって生きると覚悟を決めて下さい。いつの日かまた会える日が来ます。その時に愛犬に恥ずかしくない生き方をしましょう。
天国で会ったら、「待たせたね私も頑張ったよお天道様に胸を張れる生き方をしたよ」と、言えるように私達も頑張りましょう。

今はトンネルの中、全ての物が白黒写真のように見えているかもしれません。
でも、それでは飼主を残して旅立った愛犬は飼主に悪いことをしたと思い、もっと辛い思いであなたの事を見ていることになります。元気は出ないと思いますが日々すべき事を行い、時が解決する日が来るまで、景色に色が付くまで一緒に生きていきましょう。応援いたします。

投稿者 クミ さん からの返答

井上先生、お返事をありがとうございました。感謝してもしきれない思いです。温かいメッセージを読みながら涙が溢れました。本当にありがたもうございました。愛犬は小さな体で最期の時まで苦しみ抜いて、それをただ泣きながら見てるだけで、ひとりで頑張らせてしまったとか、苦しみから少しでも助けてあげようとかしなかった、とか色々自分を責め、最期の瞬間がフラッシュバックするような日々でした。家族はあれで良かったんだからと言ってくれましたが、ただの慰めにしか思えず、1度獣医の先生に本当のところをお聞きしたくて、怖かったですが、勇気を出して本当に良かったです。やっと前に進めそうな気がします。先生のおっしゃる通り、いつの日かあの子に胸を張って会えるように、私も最期の時まで頑張って生きてみます。本当にありがとうございました。救われました。一生忘れません。

再び 井上 平太 先生 からの回答

愛犬はあなたのおうちに迎えられた時から死ぬ時まで、しっかりと相棒として飼主を成長させ楽しく暮らすという経験を胸に抱き天国に旅立ちました。飼主の方は栗尾先生の仰るとおり飼主の責務をしっかり果たしました。ペットロスを受入れて悲しいときはしっかり泣いて、ゆっくりと前へ進みましょう。そして、理解しない方の意見は放って置きましょう。
長い一年だったと思いますが、もうすぐ命日が来ますね。きっとまだ写真は見れても動画を見るのは辛いのではないでしょうか。命日には楽しい思い出に浸りながら愛犬の霊位とともに動画や写真を美しい思い出として見ることが出来ると良いですね。
愛犬はきっとまだ虹の橋の向こうには行かず、傍らでハラハラしながら飼主の方を見守っている事でしょう。

一つだけ獣医師らしいことを述べます。
肺水腫で呼吸困難で酸欠になる時には、脳内に大量の幸せホルモンが出てランニングハイのような状態になります。セロトニンやエンドルフィンが放出されて外から見るほど本人は苦しいわけではございません。頑張ったご褒美として嬉しかった思い出や素晴らしかった景色や飼主の匂いに包まれて居る状態になります。両親犬や兄弟犬が迎えに来ている夢を見ているのかもしれません。
飼主の方が後悔や心配をしませんよう、最後にこれだけは伝えておきます。

投稿者 クミ さん からの返答

井上先生、お忙しい中本当にありがとうございます。最期の1日のあの子の苦しむ姿ばかりが思い出され、可哀想でたまらなかったです。でも、先生のおっしゃる通り、あの日はあんなに息が苦しそうだったのに、どちらかと言えば明るい顔をしていました。息を引き取る1時間位前には、しっかりと私達家族の顔をひとりひとり見て、まるでありがとうと言ってるような笑顔に見えました。その姿を見て、もしかしたら助かるんじゃないかと慌てて病院に向かったんでした。それゆえに、手遅れにしてしまったと苦しむことになりました。先生が詳しく教えて下さったおかげで、本当に救われました。長い間、胸に大きなものが引っかかったままでしたが、先生のおかげでやっと、あれで良かったんだと思うことが出来ます。ずっともがいてもがいて、色んなものを読んで来ましたが、私が1番聞きたかった事を井上先生が教えて下さいました。何とお礼を言っていいか分からないくらいです。動物だけではなく、飼い主まで救って下さる先生がいらっしゃるんですね。本当にありがとうございました。

獣医師の栗尾と申します。

状況的には心因性の肺水腫が死因となるように思えます。
すぐに動物病院に連れていけば助かったか?ということですが、助かった可能性はもちろんあります。
ただ、それが高い確率かというとそうではないかもしれません。
心臓が「だいぶ悪い」と指摘されていることと、「16歳」という年齢から改善する可能性はそれほど高くなかったかもしれません。

年末年始の健康問題は本当にお気の毒としか言いようがありません。どうしても営業している動物病院は限られてしまいます。かかりつけの病院でないと気軽に問い合わせることができないのは仕方がありません。

車に乗り込んで治療をしてあげようとした姿勢だけでも飼い主様としては十分責務を果たされていると思います。

後悔されるかもしれませんが、肺水腫で亡くなる子を見たことないという獣医師はほぼいません。どうしても助からない時というのはあるものです。

どうぞよろしくお願いいたします。

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konomi動物病院 獣医師 栗尾雄三

アドバイス・意見はすべて無償で行っています。
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■そのほか応援メッセージなどあればお願いいたします。
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どうぞよろしくお願いいたします。

投稿者 クミ さん からの返答

栗尾先生、お返事ありがとうございました。ずっと後悔と懺悔で過ごして来ましたか、獣医の先生にお聞きする機会が頂けて、本当に感謝してます。亡くなった子の為にも、前を向いて何とか生きて行こうと思います。後悔しても、亡くなった子は帰ってこないのは分かっているのですが、なかなかあの日から前に進めずにいました。あの子はじゅうぶん生き抜いたのですね。私も生きようと思います。本当にありがとうございました。

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