山谷 立 先生の過去の回答履歴一覧
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オプティミューンを処方されているということは、
「乾性角結膜炎(KCS)」ですか? 簡単にいうと、ドライアイの一種でシーズーに多い病気です。
涙の分泌量が少ないため、充血がおきたり、角膜(黒目)の表面が濁った感じになります。
黒目に赤い筋があるとおっしゃるのは、長期間炎症があるため、
「血管新生」という状態になっているのではないでしょうか。
これは、炎症が長く続くと、新しく血管ができてしまう状態です。
「乾性角結膜炎(KCS)」の診断には、シルマー試験という涙の分泌量を測定する試験が欠かせません。もし、まだでしたら、かかりつけの病院で受けて下さい。
今後の治療としては、眼の炎症を抑えるにはどうしたら良いかということです。
そして、もし「乾性角結膜炎(KCS)」と診断されたら、オプティミューン以外にも、人工涙液(ソフトコンタクト用の市販のものでもOK)や抗生物質の眼軟膏、ヒアルロン酸などの角膜保湿...2007/02/17 18:07 -
もし、脳梗塞だとしたら、血流を良くするお薬が必要です。例えば、ヘパリンなど血液の固まりを防ぐお薬や、点滴などです。
また、今後発作がおきないようにするためにも、ステロイドのお薬も必要だと思います。
自宅で介護されるときには、ストレスをかけず、安静にし、暖かくして
栄養のあるものを食べさせて下さい。腎臓の機能が落ちているようなので、脱水しないようにお水はこまめに飲ませてあげて下さい。2007/02/14 18:28 -
貧血や心臓のトラブルがないようでしたら、脳神経もしくは、脊椎など関節のトラブルが考えられます。腰や足を触ると痛がりますか?
年齢が若いので可能性は低いのですが、関節炎の疑いもあります。
やはり、レントゲンを撮影し、脊椎や骨盤などの状態を確認する必要がありますが、現地では難しいのでしょうか?
それから、もうひとつ、「膝蓋骨脱臼」という小型犬(マルチーズも含む)に多い関節の病気があります。先天的に膝のお皿が脱臼しやすいのです。脱臼した時は、足を上げたり、引きずったり、腰がくだけたように立てなくなるわんちゃんもいます。症状がひどくないうちは、脱臼しても自然にもとに戻ります。この病気は、レントゲンで確認することが困難なので、通常は膝関節を触診し、診断します。
治療は、痛みのひどい時は、炎症止めを、通常は、グルコサミンやコンドロイチンなどのサプリメントを継続して内服します。
2007/02/14 17:05 -
- 質問カテゴリ:
- その他
- 対象ペット:
- 犬 / スタンダードダックスフンド(ロング) / 性別不明 / 年齢不明
きちんとワクチンを打っていれば、ワクチンメーカーのシールが添付されたワクチン接種証明書があります。もしないのであれば、ワクチンを接種していないか、もしくは獣医師以外の人間(ブリーダーやペットショップ店員)がワクチンを打ったために公的に証明できないかのどちらかでしょう。
ワクチンを接種しているかどうか調べる方法はあります。
ワクチンの抗体価を調べるのです。ワクチンを接種してから2~3週間たっていれば、ワクチンの抗体価が上がります。上がってないようであれば、ワクチンを打ってないか、そのわんちゃんの免疫反応の問題ということになるでしょう。抗体価は、動物病院で採血して検査します。
また、心配であれば、ワクチンを追加接種しても問題はないと思います。ただ、どんな時でも、ワクチンを接種する際には、アレルギー反応とアナフィラキシーという副作用のリスクは、ゼロではありません。
2007/02/14 16:50 -
- 質問カテゴリ:
- 背中・腰を痛がる
- 対象ペット:
- 犬 / ミニチュアダックスフンド(ロング) / 性別不明 / 年齢不明
触診のみでヘルニアは診断できません。
通常は、レントゲンやCTを撮影し、ヘルニアを確認します。
もしちょこちゃんがヘルニアだとしたら、大変残念ですが、現在の受けられている治療法では改善は認められません。通常、ヘルニアが発生したら、外科手術もしくは、ステロイドを24時間以内に大量に投与します。
麻痺を残さないためにも、一刻も早く別の病院を受診されることをお勧めします。
ご紹介はできないのですが、帯広には、「帯広畜産大学」がありますので、そちらの付属動物病院を受診されたらいかがでしょうか?
紹介状を書くのも、ドクターの仕事です。しつこくかかりつけのドクターにお願いして下さい。紹介状を書くことを拒否はできないはずです。
紹介状を書きたがらないドクターは、ご自分の治療に自信がないケースが多くみられます。より良い治療を受けるためにも、大学病院の受診を受けられることをおすすめします。
愛...2007/02/14 16:38 -
こんにちは。山谷動物病院です。
まず、確認された方が良いと思う点がいくつかありますので、もしまだ確認されてないようでしたら、早急にかかりつけのドクターに確認されることをおすすめいたします。
①尿石症ではないのか?
②膀胱以外からの出血は考えられないのか?(例えば腎臓)
③クレアチニンだけではなくBUNの検査値はどうなのか?(通常は腎機 能をみる時は、2項目合わせて判断します。)
④膀胱や腎臓のレントゲンを撮影、または、エコーの検査をし、腫瘍の 可能性は否定したのか?
セカンドオピニオンを取りに、別の動物病院に行かれるのも良いと思います。病院によって、検査や治療が全く違うこともありますので。
また、一般の方にもわかりやすく大きなカラーイラストで病気の説明、治療法について書かれているおすすめの本があります。
『イラストでみる猫の病気』(講談社発行)
血尿の原因が早くわかることをお祈りいた...2007/02/09 17:45 -
通常、興奮しただけではCPKは1700などの高値にはなりません。
通院や採血の際にストレスで高い値が出るとしたら、白血球や血糖値です。
CPKは、脳や神経がダメージを受けたときや、心臓や筋肉がダメージを受けたときに高くなる酵素です。メールから察すると、スズちゃんの場合、脳や神経にトラブルが出ていると考えられます。
CPK1700は非常に高い値です。なるべく早く、脳神経に詳しいドクターのいる病院に行き、治療を始めて下さい。2007/02/09 16:12 -
症状と合わせて、チワワという犬種を考えますと、「水頭症」という病気が疑われます。簡単に説明いたしますと、頭の中にお水がたまってしまう病気です。
この病気は、普通のレントゲンだけで診断できることもあります。
もし、水頭症だったとしたら、ステロイドの他に、脳圧を下げる薬などを飲ませる必要があります。そしてなるべくストレスをかけないで下さい。
大学病院に限らず、CTやMRI装備があり、また、脳神経に詳しいドクターがいる病院でのセカンドオピニオンをとることをお勧めいたします。
2007/02/09 16:05 -
咳をしている時間帯はいつごろですか?
もし夜間に咳がひどくなるならば、「猫の喘息」が疑われます。
この病気を確定診断するには、夜間、咳き込んでいる時に胸部のレントゲンを撮影しなければなりません。
しかし、この方法はあまり現実的ではないので、通常の診察で、飼い主さんから良くお話を伺い、聴診やレントゲン撮影などを行い、「猫の喘息」が疑われたら、まずお薬を処方して経過を観察することになります。2007/01/26 11:56 -
鎮痛剤のリマダイルは、痛みがある時だけ頓服する方が良いと思います。リマダイルに限らず、痛み止めは、胃や腸に潰瘍を作るリスクがありますので、長期使用は控えた方がよいでしょう。
それと、ステロイド薬とリマダイルのような非ステロイド系の鎮痛薬は、併用しないのが原則です。ステロイド薬の作用の一つとして、炎症を抑える力がありますが、これで、背骨の痛みはある程度軽減できるはずです。
ステロイドに加えて、コンドロイチンやグルコサミンなどのサプリメントで変形した脊椎のケアをされたらいかがでしょうか。
関節用のサプリメントによっては、DHAが含まれているものがありますので、認知症にもある程度効果があると思います。2007/01/26 11:48