だいじょうぶ?マイペット

FIPの猫にGS441524を使い治療中です。

質問カテゴリ:
その他

対象ペット:
/ 白グレーミックス / 性別不明 / 16歳 3ヵ月

質問者:
大阪府 / koyukiさん (この方の過去の質問 1件)

 
2023/10/02 19:24

里親に出した猫が10日程前から元気が消失。
その後病院で検査をして頂いた所FIPと診断。
(手元にデーターがありませんが、A/G比が0.5 肝臓の数値が高かったと記憶しています)
1週間モルヌティラビルを飲ませましたが効果が無く、1週間後病院に同行した際、覆水が溜まりお腹がかなりパンパンになってました。
ステロイドを併用し、もう少しお薬を続けて欲しいと病院で言われましたが、お薬の効果が有れば、3日位で元気になる事が多い様ですが、効果が無かった為、他病院で昨日からGSを使い治療を始めました。

コロナの研究をされてる先生から、モルヌティラビルを使った際はステロイドを併用した方が良いと伺いましたが、GSでも、ステロイドの併用は可能でしょうか?

又、昨日から兄弟の猫に胸水が溜まり、FIPと診断されました。
その為、里親様宅から猫を引き上げる予定ですが、
ケージでしばらくは生活をしてもらうつもりですが、他の猫達と一緒にすると移りますか?移る場合はどれ位の間隔離が必要でしょうか?
ご回答頂けたらありがたいです。
宜しくお願いします。

こんにちは。
FIPの治療経過が芳しくなく、大変ですね。
わたくし自身、モヌルピラビル、ムティアン等を使ったことが無い為、勉強した範疇でのお答えとなります。ご了承ください。

さて、上記薬剤は、今まで治療法がなかったFIPの治療薬として現在注目を浴びています。
上記薬剤は、ウイルスの増殖を直接STOPさせる薬剤で、今までは腹膜炎(本態は血管炎)を止めるべくステロイドを中心としてインターフェロンや対症療法をを行ってきました。

ですので、基本的に今までの治療に上記薬剤を加えて治療することが多く、併用可能だと理解しています。

また、基本的にFIPは伝染しにくいと考えられています。
腸コロナウイルスが体内で変異しFIPになるとされていますが、経験上同居のねこちゃんに感染しているケースが多いです。
ですので、基本的に隔離を推奨します。期間に関しては申し訳ございませんが存じ上げません。

ご参考になれば幸いです。

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皆様からの応援メッセージ、お待ちしております!
https://ofuse.me/ceb1bc10
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投稿者 koyuki さん からの返答

こんにちは!教えて下さりありがとうございました。
コロナの2匹はできる限りケージで隔離する様にしながら、お世話をするのが良さそうですね。
ステロイド併用化で治療をしてみたいと思います。
ご回答心より感謝致します。

FIPは非常に感染しにくいですが同腹の兄弟猫にはかなり高率に感染します。血のつながりがないと数年間一緒にいてもまずうつりません。仮説としては遺伝的にFIPにかかりやすい遺伝系統がある・幼少時にすでに同じ株に感染している等が考えられます。
当院では年間数十頭のFIPを治療しておりますがムチアン内服より圧倒的にGS441524注射の方が完治率が良いです。費用もリーズナブルです。12週間注射をしますとほぼ全ての猫でコロナPCRが陰性になります。ただし、20%弱の猫はそこまで行きつかずにドロップアウトか亡くなってしまいます。
GS441524の注射とステロイド(プレドニゾロン)は基本的に併用してください。GSでウィルスを退治しながらプレドニゾロンでサイトカインストームによる種種の症状を抑え込むイメージです。84日間は長いですが完治を期待して頑張りましょう。
お大事にしてください。

投稿者 koyuki さん からの返答

凄くはっきりとしたご回答を下さり、本当にありがとうございました。
同腹の兄弟には感染する事、ネットで調べてみましたが、分からなかったので勉強になりました。
治療をしてる病院では、ステロイドを使用するのは、GSのお薬が聞き過ぎた場合に限る!と教えて頂き、また違う病院(こちらは、モルヌピラビル使用)では、ステロイドを併用して欲しいと教えてもらいました。
その為、どうしたものかと迷ってましたが、今後は使っていきたいと思います。

ステロイドを使用する場合は5mgを1錠でしょうか?
EneALAというサプリを飲ませてますが、必要でしょうか?
お忙しい所申し訳ありませんが、教えて頂けたらありがたいです。

再び 井上 平太 先生 からの回答

エネアラは強く推奨されます。私は必要だと考えております。
FIPでは貧血も起こりやすく新陳代謝も悪化します。
エネアラに含まれる5ALA(アミノレブリン酸)は北里大学・長崎大学医学部の研究でコロナウィルスに対する効果が発表されておりますし、ミトコンドリアを刺激して貧血を改善することが確認されております。
どちらもまだ農林水産省は効果を動物薬として認めておりませんが期待できる薬です。現時点では法律上サプリメントとしか言えません。
当院では説明をした上で希望があればに処方しております。
プレドニゾロンは体重1キロあたり1㎎/日で処方します。ただ、肝酵素が上昇したり高血糖になる場合には適宜減らします。

投稿者 koyuki さん からの返答

お忙しい中丁寧に教えて下さりありがとうございました。
大変参考になりました。
行く病院により治療方針が異なる為、正直何が正解なのか?わからないことが多いです。
今回本当にわかりやすく説明をしり心から感謝しています。

再び 井上 平太 先生 からの回答

FIPにはまだ標準治療がございません。
ですので今私が答えているのも正解と決まっているわけではありません。
各動物病院がそれぞれに努力研鑽して、治癒率を上げている最中です。
どうか頑張って治療を続けてください。
我々も少しでも完治する子を増やすため、日夜励んでいきます。
お大事にしてください。

投稿者 koyuki さん からの返答

本当に詳しく教えて下さりありがとうございました。

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