だいじょうぶ?マイペット

アトピーと診断されましたが・・・。

質問カテゴリ:
皮膚の異常

対象ペット:
/ 柴犬 / 性別不明 / 年齢不明

質問者:
--- / 非公開中の会員

 
2006/02/13 22:28

1月29日に柴犬を飼い始めました。ある程度大きくなっていてすぐに外で飼える犬を希望していました。ケントは2週間位前に他の犬達とじゃれあってた際に耳を噛まれて右耳の先の毛がハゲている状態でしたが、病気とかではなくすぐに生えるとの事でしたので飼う事にしました。
ですがどんどん耳の毛はハゲて行き、左の耳までも毛がハゲてしまって近くの獣医さんを受診した所、耳の中が炎症を起こしているとの事でした。その他、後ろ足の毛もハゲていたり始終痒がる様子なのでまだ買って間もない事もありショップに問い合わせて専属の獣医さんに見てもらう事に。
その結果、「アトピー」と診断されました。
店の人が言うには「アトピーはだいたい6ヶ月位から発症するので・・・。」との事。
本当に犬のアトピーは6ヶ月位にならないとわからないモノなのでしょうか?痒がるケントを見ていると何も出来ない自分が腹立たしく思えてなりません。もっと早くからわかって何か対処をしておく事は出来なかったのでしょうか?

飯田 恒義 先生からの回答

 アトピーの発症は、早ければ1,2か月令で現れますが、ほぼ3才までに発症します、年齢も診断基準のひとつです。また柴犬も発症の多い犬種になります。
 アトピーの診断は臨床症状を主体に行います。他の皮膚病を除外し、痒み、病変の部位などを基におこないますが、季節性も重要であり、ある程度経過を見ながら、診断を確定していきます。皮内反応検査や抗原検査なども行ないます。
 アトピーについては、まだまだ分からないことも多く、確実な予防法はありません。
 アトピーの診断が確定したなら、完治はできないことを理解していただき、症状の改善を目標に治療を進めていきます。
 飼主さんもケントちゃんも、ご苦労をされることになりますが、少しでも快適に生活できるように管理してあげてください。
 

投稿者 さん からの返答

早速のご回答ありがとうございました。
人間でもアトピーとただの皮膚炎とは区別がし難いし、そうすぐに判断できるほどの検査もしていないと思います。何の知識もない私達がまず出来る事は信頼の出来る獣医さんを見つけ検査をして最善の方法を考える事ですね。縁あって家族になったケントが快適に過ごせる様にがんばりたいと思います。ありがとうございました。

 アトピーは確かに6ヶ月を超えると症状が現れることがあります。しかし、この頃にアトピーと確定するには少し早すぎます。

 柴犬は確かにアトピーが多いです。また、6ヶ月という年齢もアトピーを疑っていく必要はあります。
 
 しかし、大きな落とし穴があります。6ヶ月の子犬に対して1回か2回の診察でアトピーと診断できることはまず不可能です。
 もしかしたら、完治するような病気かもしれません。皮膚科検査の結果、はっきりとした原因が不明な場合は年齢を考慮すると食事に関連するかゆみであるかを確認するべきです。

 まだまだ、診断には早すぎます。そして、今しなければならない自宅でのケアを担当医としっかり相談して下さい。

投稿者 さん からの返答

こんなに早くご回答いただけるとは思っていなかったのでとっても嬉しかったです。柴犬に皮膚疾患が多いと言うのは初めて連れて行った獣医さんで初めて聞きました。どんどん進行して行くようだと心配だなぁ・・・と言っておりました。私も含め家族も犬を飼う事が初めてなのに勉強不足で何をどうしていいものかも分からず、ケントにはかわいそうな思いをさせてしまって・・・。近くに病院がある事さえ知らなかったのでこれからはまずそこから始め、早く検査をして対処をしようと思っています。治る病気ならいいのですが・・・。
どうもありがとうございました。

アトピーは様々な抗原にさらされた結果、多くの特異的IgE抗体を持つのが普通で、確定診断にはパンチバイオプシー他、様々な検査を必要とします。見ただけでアトピーという診断がされたなら、それは頭に「おそらく」と着いた診断でしょう。

皮膚病の診断は、ここでもよく書いていますが、治療やシャンプーを始める前に、必ず検査を優先してください。

1:皮膚セロテープ染色
2:抜毛検査
3:皮膚掻爬検査
4:真菌培養(真菌、酵母の同定まで)
5:特異的IgE抗体検出による、アレルギー検査(各項目)
6:血液性化学検査(項目ごと)
7:血液塗抹染色(血球像、百分比)
8:ホルモン検査(各項目)
9:パンチバイオプシー

うちでは、1~4まではルーチン(必ず行う)検査としています。
ここまでで、確定できる疾患が見つからない場合、5以降の検査を選択的に行っています。
それでもアトピーの診断は慎重です。ある意味アトピーは確定するのが難しい疾患だと思っています。
現在のところアトピーには、ステロイドが代表的な治療で、その量を減らすために、抗ヒスタミンや、シャンプー、サプリメントなど、補足的な治療を併用します。
昨年暮れより、日本ではIFN-γによる治療が出来るようになって、アトピーの患者さんには朗報となっています。うちの病院でも、かなり使用しています。
本当にアトピーだとしたら、これからどのように病気と向き合ってゆくのか考えてみる必要があります。確定診断には、充分な検査を必要としますし、一見アレルギーと見分けはほとんどつきません。
ただし、柴は好発犬種であることも書き添えておきます。

投稿者 さん からの返答

ありがとうございます。
ショップの方の話では一回獣医さんに診せたとの事なのでその獣医さんが気分を害すると悪いので特別に治療などはしなかったと言っておりました。専属の獣医さんに診せたとは言ってましたが、どんな検査をしたとか、原因は。。。などは何も言っておりませんでした。人間同様、アトピーは厄介な病気ですね・・・。原因がわかればいいのですがまずは先生方の意見を頭に入れながら初めに行った病院の先生と相談をしてこれからの検査や治療のやり方を相談していきたいと思います。口が聞けないだけに私達が気を配らないとですね!がんばります!!ありがとうございました!

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