佐羽 建 先生からの回答
アンジェリカさんこんにちは。リカちゃんはメスにしても23kgではかなり小ぶりな体格ですね。診られた先生のコメント通り画像診断で肝臓が本当に小さいとなると小肝症による肝性脳症の疑いがあります。メール中の症状と併せて考えると特に門脈体循環シャント(以下PSS)の可能性が示唆されます。食前の低血糖及び食後の高血糖及び高アンモニア血漿、それに付随して起こる神経症状(発作や沈うつ、徘徊行動)などがPSSで最もよく認められる症状です。検査は、食前食後の2回にアンモニア、血糖値、胆汁酸の測定を行います。その他コレステロール値や肝パネル(肝酵素系数値)も補助的に行います。腹部のエコー検査等も補助的検査としては有用です。PSSの病態は門脈から後大静脈や奇静脈などへの短絡血管存在するため、肝臓内に流れる栄養血液が減少することにより、アンモニアの代謝や肝臓そのもの、しいては体全体の成長が悪くなることが分かっています。肝臓のエコー検査では門脈より流入するための血管床が乏しい所見が得られるはずです。以上がPSSの臨床検査になります。これでPSSが強く疑われる場合は手術前提で門脈造影という運びになります。もっとも症状と「肝臓が小さい・・・」という画像診断の結果のみから推測される疾患をあげるとこれが思い当たりますが、あくまでもPSSであるならばの話です。あとは中枢神経性の疾患。例えば特発性癲癇発作や脳腫瘍なども考えられます。あまり様子を見られることには反対です。症状が短い期間に頻発していますので、一度循環器か、神経疾患の強い先生にセカンドオピニオンを兼ねて受診されてみてはいかがでしょうか?
2006/04/25 20:31 参考になった! 0
投稿者 さん からの返答
ありがとうございます。不安に思っているより、まずは検査することにします。血液検査のタイミングもわかりましたし、積極的に検査していきたい事を主治医にも伝え、専門分野に強い先生にも診て頂くようにいたします。
2006/05/02 08:31
痙攣と鼻の乾き
ゴールデンレトリバー1歳6ヶ月の、昨年11月に初めて全身痙攣を目撃しました。朝散歩に出かける前に突然バタッと倒れ、つっぱる様な全身痙攣を1分ほどお越し、ヨダレをたらし、その後正気にもどるまで30分ほどかかりました。その日は落ち着いてから病院で血液検査、レントゲンなど撮りました。血液検査には特に異常なく、画像診断で肝臓か少し小さいといわれました。薬を始めるには特に慎重に、1月に一回くらいの場合では特に問題ないと言われました。
2度目はその1月後の12月に起こりました。朝です、同じく1分程で全身痙攣は治まりました。
3度めは先月3月半ばに、深夜睡眠中にやはり1分程、30分程で我にかえり、その後意味もなくうろうろと徘徊、発作の前と後には目をショボショボさせてうとうとする事が多いようです。
4度目は1月後の4月半ば、飼い主が留守をし、家に帰ってみると口のまわりがヨダレの跡でバリバリになっていたので、留守中痙攣起こしたのかな?と思いました、軽く散歩に行き、便がとても緩かったのを覚えています。ご飯を食べ(食欲は旺盛)とても眠そうだったので、その日も早目にケージに入れて休ませました。が、深夜睡眠中起こりました、痙攣は1分ほどで、その後の症状や態度も全く同じです。今回、その1日後、歩行は普通なのですが、立っている時にフラッとバランスを一瞬失うことが数回あり、少し気になっています。
現在、薬は飲んでいません。
食欲もあり、おなか、便も良好です。体格は23Kg、小ぶりです。性格はとても活発ですが、興奮しやすいようです、その割に臆病です。車酔いします。よだれ、嘔吐、(嘔吐してもすぐそれを食べてしまいますが)
もう1件は鼻の乾きです、鼻右半分だけガサガサに乾いています。生後半年位からです。角化症だといわれましたが、半分というのが気になります。
以上、長くなりましたが、痙攣については、今後どのような検査をし、どのようなコントロールの方法があるのか、まだ様子をみるべきなのか、多くの先生のご意見を聞かせて頂きたいと思っています。
よろしくお願いいたします。