だいじょうぶ?マイペット

肥満細胞腫 病理組織検査 GradeⅡの今後について

質問カテゴリ:
その他

対象ペット:
/ その他(犬) / 性別不明 / 年齢不明

質問者:
埼玉県 / とびきりげんきさん

 
2006/07/10 18:29

8歳10ヶ月のmix雄です。ペニス脇にしこりを発見し、
5日摘出手術とついでに去勢を致しました。手術時に陰のう
の皮膚に別の腫瘍が見つかり、それも除去して病理に出した
結果が、陰のうの方が肥満細胞腫 所見;表皮下~深部に、
やや顆粒の豊富な肥満細胞(大小不同 類円形ー不整形核、
核仁、時折り明瞭)が、時折りの分裂像を有し、塊状ー播種
性に増殖しています。 脈管浸潤有りの検査報告書のコピー
を頂いてきました。

先生からは再発するかも知れないので、抑える意味で化学療法 ステロイド投与を(6ヶ月間)薦められました。が、
op後も順調、食欲旺盛でとびきり元気です。
薬の副作用などで逆に、身体にダメージを与えたくなく、
選択肢は色々ある様なのですが、何をしたら一番ベストなのか、ご意見を伺いたく宜しくお願いいたします 

こんにちは。
グレード2の陰嚢の肥満細胞腫ですね。
ここに出来る場合悪性度が高いといわれてきましたが、
現在では否定されています。
ただこの腫瘍は大きく最初に切除しないと、
(左右に最低でも2CM.深さは筋膜1枚切除)高率に再発します。
病理では、
①完全切除ができているか。
の情報がありませんので必ず確認してください。
脈管浸潤があるということは、転移の可能性を
示していますから、
腹部の超音波検査、
領域リンパ節のバイオプシーをおこなって
リンパ節転移、遠隔転移の有無をきちんと調べて
進行度をだしてください。
局所の再発を押さえる最善の方法は、完全切除でないなら
再手術あるいは放射線療法です。
完全切除なら必要ありません。
全身に転移している可能性が、
上記の検査で濃厚であれば、抗がん剤の治療も
考慮に入れます。
抗がん剤は、局所の再発を防ぐ目的で使用するものではありません。
局所の再発を防ぐ最善の方法は、手術か放射線療法あるいは
二つの組み合わせです。
肥満細胞腫に対する抗がん剤療法は効果が高くなく、
副作用もありますから、
あきらかに転移があるばあい、
グレード3のばあい、
全身性のばあい、
どうしても手術不可能な場合、
に使用します。
この子の場合は、転移の可能性が問題になりますが、
病理検査だけでなく、きちんとした全身の評価を行って
抗がん剤を使用すべきかホームドクターと相談する
必要があります。
局所の再発の問題と、転移の問題は別です。

投稿者 とびきりげんき さん からの返答

 お忙しい中ご丁寧な回答を頂きまして、
有難うございます。
 転移と再発が別個の事認識不足でした。
検査報告書には、ペニス脇は良性腫瘍でその辺縁は良く切除されていますとあり
陰のうは辺縁が不明瞭でpatnaikの分類でグレートⅡに相当します。とあります。
ドクターも脈管浸潤があるので転移を抑える
意味でステロイド投与と云ったのかもしれません。
 今までが元気のゲンちゃんできましたので
病気に付いて無知で、ドクターとも相談の上
私自身も勉強して、取組んでいきたいと思っています。 本当に有難うございました。

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