井上 平太 先生からの回答
今までの治療の流れはを要約してみましょう。
①先ず尿検査から膀胱の細菌感染による出血と推定して抗生剤を処方した。
②嘔吐が強く第一選択薬が使えなかった。
③念のためにエコー検査を行なったら腎結石も見つかった。
④慎重を期すためにセカンドオピニオンを受けていただく事になり、そこでも膀胱炎と結石以外に大きな問題が無い事が判明した。
⑤細菌培養の結果4種類の抗生剤に感受性があることが判明した。
⑥再度の治療開始。
誠実で慎重な治療を行なっていると思われます。特に今、主治医を変える必要はないと思われます。
獣医師は、自覚症状を話せない患者を相手に診察をしますので、人間の医療と比べると、迷いや遠回りが起こりえるものです。この点はご了承下さい。
感受性と泌尿器への移行性が良い抗生剤であれば制吐薬等の胃薬を併用しながら投与を試みるのも一般的な治療法でございます。それでも無理であれば第2選択薬に切り替える事になると思います。
膀胱炎は比較的除菌の難しい感染症です。根気よく治療を続けてください。
2006/08/28 23:06 参考になった! 0
投稿者 さん からの返答
ありがとうございます!そうですね、飼い主の私が気ばかり焦ってしまって治療状況を客観的に見ることができていませんでした。誠実で慎重な治療とのことで、安心しました。おっしゃるとおり言葉を話さない患者相手という事をすっかり忘れてしまっていました・・・反省です。
お忙しい中アドバイス感謝します。根気良く続けていこうと思います。
2006/09/04 11:06
悩んでいます!!!!
お世話になります。以前トイレの前に少しだけ鳴いたので(そのあとトイレは普通にするのですが)病院へ連れていき、尿検査の結果、血液反応があるとのことで一般的な抗生剤でまずは様子を見ることでしたが、うちのネコに与えると嘔吐を繰り返した事を伝え、合わないとのことで投与は中断して膀胱透視をすることになりました。その結果、尿の色も綺麗だし、膀胱も壁は少し厚いが綺麗し異常はないとの事で、後に腎臓エコーをしたら左の腎臓に石があり、別の病院へ(救急病院)紹介されました。救急病院での検査結果、腎臓と心臓が悪かったのですが、腎臓結石と血液反応の関係性は低く、膀胱に石がパラパラとあるので血尿に関してはまず膀胱炎の可能性があるとの診断でした。
その後、まずは膀胱炎を治療してくださいとのことで、一昨日主治医に見てもらったのですが、培養結果4種類の抗生剤が使用可能なのですが、そのうちの確か2種類の菌?感染?に一番効果のある抗生剤に決定したのですが、その抗生剤は最初に嘔吐したものだったので聞いてみるとあのときは胃薬と一緒に飲まなかったからなので、今回は大丈夫との事でしたが、昨日飲ませると前回同様5時間後に激しい嘔吐が始まりました。よって薬を変えてもらおうかと思っています。気になることは一昨日の主治医との会話の中でのことなんですが・・・
主治医はトイレもちゃんとしてるし、鳴く回数も少ないし、尿の色も綺麗だったから膀胱炎とは思えなかったんですと言っていましたが・・・
実際、今のところ膀胱炎かどうかもわからない状態なんです。
こんなはっきりしない事ってありえるのでしょうか。
飼い主の言葉を基準に治療するのか検査結果を基準に治療するのか不安です。
膀胱炎を見落とすことはありえるのでしょうか。
慢性膀胱炎は避けたいんですが・・・
それか・・病院をかえるべきでしょうか。
アドバイスお願いします。